保守の正道 | 笠哲哉ブログ

保守の正道

この度の福田内閣に麻生先生は入閣辞退となったわけだが その理由の一つに 小泉 安倍両氏には保守という共通点を感じたが 福田総理とは哲学が違う というようなインタビュー報道がある 正直 難解ではある 現在自民党は公明党と連立政権を組んでいる 最近でも 自社さきがけ 自自公という組み合わせがあり 後者の自由党の党首は 現民主党代表の小沢先生だった 連立解消の直接の原因は選挙区調整がつかず 連立合意に対する信義にもとるという事だった もっと以前にも自民と新自由クラブとの連立があり 全ての連立政権の後連立相手の政党から自民党へ無視できない数の議員が移籍してきている 全てをあげると大変なので最近の大臣だけにしておくと 小池防衛相 鴨下環境相 鳩山法相 渡海文科相 石破防衛相 党幹部では 中川幹事長 二階総務会長 勿論河野衆院議長もだ こう見ると改革派というのが党外出自なのは一目でわかるのだが 小泉先生も総裁就任前はよく地元では松沢現神奈川県知事や中田現横浜市長と新自由主義経済政策や構造改革路線において大いに共通性をアピールしてたものだ
公明党やその先の社民化した民主党との浸透具合において 哲学が違うという事なのか
構造改革路線において哲学が違うという事なのか
保守の姿勢において哲学が違うという事なのか
安倍総理はその政権の理念に於いて 戦後レジームの終焉をはっきりと謳い
国民投票法 教育基本法の成立で現実にもその舵を切った
自主憲法の制定は自民党結党以前から保守政治家のメルクマールであり 占領下の政治改変の不当性を鋭く指摘 日本人の手で新体制を作る事が 自由主義や民主主義の傾向の強い政治家と保守政治家の違いだったはず 
熱海にある興亜観音の境内に昭和殉難者七名の遺骨が安置されている この七士の碑の碑文は吉田茂総理の手により揮毫された
敗戦的講和により不利な占領条件を強要されていても 政府の責任者は価値観の押し付けや伝統の放棄には応じなかった 自民党と名乗っていても 日本人の誇りを保守の魂を 心に秘めながら雌伏したのだ
今日 大国となった我が国に於いて なんら占領や内政干渉を受ける立場になく 政治指導者の決意があれば不可能なことは少ないはず 
政府自民党は自らの姿勢を正し 誇りある国家へ進むべし