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鎌倉の『キャリアコーチ』 小林隆一のブログ

キャリアデザインファクトリー代表の『働く』をテーマとしたブログです。しあわせな『働く』をカタチにするキャリアデザインファクトリー。そのモットーは「やりたいことを仕事にしている人は自分らしく幸せな人生をおくることができる!」です

私は新卒での就職活動で2社から内定を頂きました。1社は誰もが知っている東証一部上場の商社、もう1社はグローバル300名弱の従業員を擁する非上場商社です。私は後者のいわゆる中小企業を選択しました。




理由は企業規模から早期に大きな裁量を得て、グローバルビジネスマンとして自分が活躍できるのではと考えたからでした。




現在、私は東証一部上場企業で働いていますが、10兆円の売り上げをグローバル20万人で創出しています。つまり、一人当たりの売り上げは5,000万円/。対して私が新卒時にお世話になった会社は2001年で約800億円を300名で売り上げていました。つまり、一人当たりの売り上げは2.7億円/です。




一概には言えませんが、売り上げを一人当たりの仕事の貢献度とするなら、より多くの裁量と仕事の経験をどちらが得られるか容易に想像がつくのではないかと思います。




従業員約30名の父が経営していた零細企業のお手伝い、中小企業と大企業と様々な規模の職場で働いた私はその経験から一人当たりの売り上げは、そのままその仕事から得られる経験値を反映していると言えるのではないかと思っています。





例えば、私は社会人3年目で非上場商社時に大きな失敗をしました。





当時、ある大手半導体メーカーへ電子部品を納入するビジネスで、年間約2千万円の取引をしていました。半年に一度の価格改定依頼がありましたが、私はこの年次価格低減依頼にゼロ回答を続けていました。品質と価格で圧倒していた自分の製品が他社に取って代わられることはないとタカをくくっていからです。




しかし、競合他社は私の努力を上回っていました。このお客様は水面下で他社品をトライアルし、価格交渉し、取引の準備を進めていたのでした。



結果、ビジネスを失いました。製造課長さんに呼び出され、言われた言葉が私の脳裏に今でも残っています。「私は努力してよい製品をつくり原価低減もしている。小林さんの努力は私の10分の1にも満たない・・・」




そのときはつらかったですが、入社3年目の自分に対し、会社代表として接して頂いたこと、今後の取引が打ち切りになると決まっていても、きちんと私を叱ってくれた製造課長、こうした苦くも自分の成長を促す貴重な機会を入社3年目で経験できるのは、中小企業ならではではないでしょうか。


同期のメンバーも貴重な経験を積んでいます。20代から30代の若さで、インド営業所長、スリランカ営業所長兼工場長、アセアン営業所長、ニューヨーク支店長とひと・もの・かねの経営を経験しています。





リーマンショック時に海外所長をしていた2名の同期はその経営への影響を肌で感じるどころか営業所存続の危機を経験しています。キャッシュの工面の苦労話は生々しいものでした。





中小企業のよいところは早期大きな裁量を得、たくさんの貴重なビジネスの経験ができるところです。今でも新卒で入社した会社での経験、そして苦楽を共にした同期は宝です。誇りです。海外支店や営業所の責任者を真剣に取り組んだ経験した彼らとはビジネスの話をしていて楽しいからです。得るものも多いからです。







みなさんも仕事については、納得のいく道を選んでください。社会に出ることは人生にとって今後の道を選択する大きな節目です。世間体や評判で安易に大企業を選ばないでください。じっくり自分のやりたいことを見つめ、納得のゆく答えを出してください。






人生は一度きりですから。