今回の2か国訪問であらためて感じたことがあります。
日本育ちの日本人がグローバルに活躍するには、まず語学力を身につけること
一緒に仕事をしてきた人の国籍は日本人、ブラジル人、フランス人、メキシコ人、スペイン人。日本人は圧倒的にマイノリティという環境でした。
また、ビジネスパートナーであるひとりのフランス人はおじいさんがスペイン人。ブラジル人の一人はおじいちゃんおばあちゃんがスペイン人、イタリア人、ドイツ人、日本人。日本でこのようなクウォーターの方に会うことは難しいでしょう。
今回のビジネスの目的の一つにメキシコ事業、ブラジル事業のベストプラクティスの共有化があり、基本はスペイン語、ポルトガル語で議論、通訳として英語が入りました。
ポルトガル語、スペイン語、フランス語はラテン語を起源としており、お互い母国語で会話してもある程度理解ができるとのこと。ことばの壁がほとんどない場合、国を超えたビジネスを容易にしてくれます。今回のベストプラクティス共有はお互い母国語で会話することによって実りある会議となりました。
言うまでもなく経済の観点からもグローバル化が進んでおり、日本企業もグローバル経済の中で競争し、勝ち残っていかなければなりません。こうした中で政府もグローバル人材の輩出するために「日本再興政策」の中で留学生を増やすことや初等中等教育段階からの英語教育の抜本的拡充、外国語によるコミュニケーション能力のみでなく論理的思考力や課題発見力が身につく教育機関の設置などの数々の施策を積極的に進めていく予定です。
私はあらためてこの出張を通して、グローバルが進化する今後の世界において、日本人が外国の人と対等に付き合うのには、英語さらには第二外国語の習得を優先して取り組む必要があると思いました。仕事も生活も人との関わり合いがあるので、人間関係を築く上でお互いのことを知る、意見を交換するツールとして語学習得が第一歩だと感じたのです。
今やインターネットで世界中の情報が入手できる時代となりました。日本語だけでは限定的な情報にしかアクセスできません。世界中で起きているニュースを入手する手段が日本のメディアを通して伝えられるもののみとなります。日本メディアが厳選したニュースしか日本では報道されないので、世界を見る目が限定的なものになってしまうかもしれません。
日本が世界で競争していくには何が必要か。日本企業がグローバル経済に飲み込まれないようにするにはどうしたらよいか。その第一歩は個人レベルで英語習得、さらには第二外国語習得することではないかと思います。最近まで社内公用語を英語とした楽天について、「日本語でいいのではないか?」と思っていました。1年半ぶりに海外へ行き、あらためて語学力の必要性を感じました。
了