shiro's nest -114ページ目

じゆうしほんしゅぎ

サイケデリックモンキーは

いつもキチガイ

モンキーの肉をほおばり

骸で酒をすする


サイケデリックモンキーは

いつでも優しい

どんなモンキーも

区別はしない


みんな変わらず

ほおばられ

酒を注がれる


サイケデリックモンキーは

ときどき悲しい

家族の肉を食べるとき

でもぼくはサイケデリックモンキー

キチガイ猿

決してわけへだてない

優しい猿

意思

アスファルトは知っている


今日のこの日を知っている


気の遠くなる時間を


誰もしらない漆黒の体のなかに


しつかりと刻む


ただただ地面にそっと寄り添って 空を見上げているだけで

見下す者など恐れるものか


我は見上げるばかりの駄石 飽くなき憧憬の念なんだ

ふーる

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温もりは頂にかかり
川は水を選ぶことなく
土の香りを里に落とす

春が来る

種を残して友は発つ
糧を残して何を思う


幼き伊吹を愛しむ

母なる遺骸の豊かさは

かつての安寧を見せてはくれない


それはとても美しい代わりに残酷さを、

感じる、

こころを、

なくさせる


みんなが みんなが

もつと平気にならないで

もつと平気にならないで


きれいなものに笑顔をみせて

彼を 彼女を 忘れないで


春が来る


忘却の季節