リパブリック リパブリック リパブリック | shiro's nest
空は静かに落ちて来た
逃げる水平線を追うように
鈍い屠殺者の眼光で
大地を慰む者はなく
静かに世界は終わりを告げた
神々たちは絹の手で
霞のチェスをするばかり
キングを囲んで迷うだけ
騎士の目は死んだまま
錆び付いたマスクは閉じたまま
人々は短絡的に
神に祈りを捧げるもの
道楽的に
高みに手を翳すもの
神の数だけ祈りを増やし
忘れた神から消しゴムでけす
神々たちは熟れた手で
民の血を啜るだけ
神を忘れたこの地では
ただただ贄が捧げられる
神々たちは気付かない
群集は血を求めていた
耳を塞ぐ君に捧ぐ
『誰もがここでは、死神に啜られる血を購いに使う』
『誰もが同じように』
地平線の導線に静かに光が灯る
最後の朝が来た
しろ

