舌を出して背を向けろ | shiro's nest
埃まみれの この町の空気
僕らはいつも吸い込み続ける
壊れた掃除機みたいに ずっと
電源がある限り
命が続く限り
緑のない この町のキャンパス
僕らは緑を求め続けて
決して ここではない
鏡のない世界を作る
覗き穴の世界
卑怯のない世界
いつになるかもわからない
ずっとずっと遠くの未来
きっとこの町は美しいところになる
町は埃ひとつない清浄さを湛え
緑の温もりに包まれた
誰もが描きがちなユートピアになる
人はそんなに生きられないから
きっと僕らは暮らすことはないだろう
僕らは ただ 繰り返す
電源が尽きるまで
命が尽きるまで
怖くはないよ
ここは
鏡のない世界
しろ

