2019年2月12日。
リオ・マモリでの最後の釣りを終え、午後からマナウスに帰る予定。マナウスに帰った後、次はどこへ釣りに行くかを考える。
マモリに来る前から考えていた案は、バルビーナダムに行くか、ノボアイロンという街に行くかの2つ。
ロッジでジャングルツアーのガイドをやっているデミアンという男の人が英語が話せるので、何か知っていないかと思い、バルビーナダムとノボアイロンについて話を聞いてみる。

するとバルビーナダムには知り合いの漁師が住んでいると言う。ノボアイロンは情報なし。
「バルビーナに行くか…」とも思ったが、バルビーナにはアスーはいない。

「アスーを釣らずに俺は日本に帰るのか?アスーは釣りたいだろ!」頭の中の独り言。

ここで第三の案が頭の中に浮上!

ハンモックで休んでいるエリエル(マモリでの釣りをガイドしてくれた漁師)に声をかける。

「ペスカ!(釣り!)」

これでは何なのか、全く伝わらないので、英語が話せるデミアンに先ず事情を伝える。

「あと4日間釣りがしたい。もっと奥地に入って、キャンプでもいいから釣りがしたい」と。

デミアンがそれをエリエルにポルトガル語で伝えてくれた。

そして、出た答えはガソリン代や食事代全て込みで800レアル連れて行ってくれるという。
しかし、サイフを確認してみると全財産600レアル…足りない。もちろんジャングルの中のロッジにATMなんかない。
迷った挙句、予備で持ってきていたダイワのベイトリールをエリエルにあげることにした。

600レアル+ベイトリール。これで交渉成立!
ベイトリールをあげると、エリエルはここ数日で見たことがないぐらい喜んでくれた(笑)

こうして俺は一文無しになった…(笑)

さっそくマモリから、さらに奥地を目指すべく荷造りをする。

4日間一緒に釣りをしたアレックスとアレキシー。
マナウスに帰らずに、これから奥地に向かうと言うと「お前マジか!すげーな!クレイジーだ!頑張れよ!」みたいなことを英語で言ってくれた。

彼がエリエルにポルトガル語で「あと4日間釣りしたい」と伝えてくれたデミアン。本当に助かった、ありがとう!

船に荷物を積み込み、アレックス、アレキシー、デミアン、ロッジのお姉さん達、その他のツアー客に別れを告げ、エリエルと2人で出船。

まずはエリエルの家に寄り、エリエルの荷造りを待つことに。
冷蔵庫の中には、先日、俺が見つけたポイントでエリエルが釣った10lbオーバーのアスーが入っていた。俺が釣るはずだったのに…(笑)

「まぁこれからだ!これから釣る!」と自分に言い聞かせる。

エリエルの荷造りが終わり、船に荷物を積み込む。
水上のお店で、4日分のガソリンや食料を買い込む。

そして、いざ出発!

ガイアナの釣りも、マモリでの釣りも、すでに釣りの環境が整備された釣りだった。
これからは、どこへ向かうのかもわからない。エリエルのアマゾンの経験、そして俺の釣りの勘で前に進んで行く。


ここからが俺の旅。