「物権」にはいくつかの種類があり、それらは法で定めれています。

勝手に物権の種類を作り出すことはできません。

「??契約は、自由にできるでしょう?」


契約は自由です。でも、それは「人と人の間の取り決め」であって、「物」に対する権利である「物権」にはあてはまりません。「物」には意思能力は認められていないですから。ペットなどの生体であっても。


武力による支配の時代、強いものが財貨を手に入れことができ、さらに強いものがその財貨を奪う。

財貨=物は、「いいえ私のご主人様は、この人です。」なんて言えませんし、言いません。


土地などを手に入れた強者である支配者は、自ら若しくは自身の支配下にある人間にその管理をさせました。

歴史を振り返ると、いえ現代でもこの土地をめぐる争いは尽きませんね。

今顕著なのは、石油などの資源ですかね。それも武力を背景にした政治力・経済力の争いに変わってきています。このあたりも一般知識対策にニュースをチェックしましょう。


話がそれました。

「物」を支配する権利を「法」によりある人に認め、争いが生じた場合は「法」により判断される。

それには、「法」により明確な取り決めが必要となる。殺戮と闘争の歴史を繰り返さないためにも。

歴史的背景では、フランス革命あたりを「基礎法学」として、、うーん一応見てください(深入りしない程度に)。


「物権法定主義」は原則です。当然、時の流れとともに緩和されたりします。(慣習法上の物権)