長くブログを更新していなかった間にサッカー日本代表のアジアカップ優勝と長友選手のインテル移籍など、何か夢と元気を与えてくれるような出来事が起きて、もっと頑張らなくてはと決意するこの頃ですね。
別に誰に見てもらうわけでもないけども、怠け者にとって
定期的に何かを更新するのは難しい(わら
鮮明な記憶だけはどんどんと薄らいでいくばかり。。。。
本書はロシア史が専門であるカリフォルニア大学長谷川毅教授によってかかれた。氏は89年に『ロシア革命下ペトログラードの市民生活』という本を出している事を私自身知っていたが、最近は冷戦体制下の日・ソ関係などに関心がうつられたようである。
従来、太平洋戦争終戦の過程で十分に考慮されてこなかったソ連ファクターをどのように捉え、また日ソ中立条約下にある両国がヨーロッパ戦線終了の後、どのような形で終戦へと向かうのか。継戦派である軍部(特に陸軍)を含め、ソ連を通しての終戦構想やソ連の参戦がどのような意味を持ったのかを史実として明らかにしている。
ややもすると終戦はこれまで二発の核爆弾の投下と密接に関わっていたという認識にとらわれがちであり、私自身そうであったが、ソ連という存在を終戦過程で考慮することにより多角的に把握することが可能ともなろう。それと同時に無慈悲な戦争。私たちが考えているよりもはるかに、国際政治はリアリズムに徹しているのかもしれないとも改めて感じさせられた。冷戦はまさに第二次大戦によって作りだされたレジームであり、冷戦後、はたまたポスト冷戦後とまで言われる現在、または君主制議院内閣制における元首の果たす役割というものを考えた際の当時の昭和天皇の存在など読み応えが非常にあった。