写真は、琵琶の実。



【読売新聞より抜粋】


104歳豪科学者、スイスの専用診療所で安楽死

05.11 13:19


【ジュネーブ=笹沢教一】

「これ以上生きたくない」と主張していた

104歳のオーストラリア最高齢の科学者が

10日、スイス北部バーゼル郊外の安楽死用診療所で、致死量の鎮静麻酔薬の注射を受け、亡くなった。


 この科学者が会員となっていた豪安楽死推進団体

「エグジット・インターナショナル」の医師が

ツイッターで明らかにした。


 安楽死したのは、豪西部パースのエディスコーワン大学名誉研究員の植物生態学者デビッド・グドール氏。重い病気はなかったが、ここ数年、視力低下など体の衰えが進んで「生活の質」(QOL)の低下を感じ、「生きたくない」「野外調査に出られない」と周囲に漏らしていた。


 オーストラリアでは現在、安楽死が認められて

いないため、安楽死を含む自殺ほう助が合法化されているスイスに今月初めに渡った。地元メディアによると、グドール氏の希望を受け、安楽死の処置中には「歓喜の歌」で知られるベートーベンの交響曲第9番の演奏を流し、曲が終わる頃に息を引き取ったという。


死の直前には「やったことに決して満足はしていないが、最善を尽くした」との言葉をのこしたという。


http://sp.yomiuri.co.jp/world/20180511-OYT1T50065.html




2018512日、血液内科を受診。


今回も、がん細胞陰性。


血液的には、全く問題なかった。


某院は病棟増築を果たし、

空間、設備、人員配置は、

見た目新しく、綺麗になった。


これを機に、有ってもほぼ無意味であった

予約時間に関しても、システム変更をし、

予約時間15分前からしか受け付け出来ない

ようにした。


これが改良になったか、改悪になったかは

今日時点では不明だが、これについては

追ってレポートしたい。



QoLQuality of LIFE:生活の質)の低下を

感じ、自身のやりたい研究が出来ずに安楽死を選んだ、オーストラリア最高齢の科学者の

記事を興味深く読んだ。



彼のQoLとは、何不自由無く、研究に没頭

出来るという状況だった。



QoLの定義は、千差万別だ。



最低限の衣食住で、QoLを満たせる人。


健康生活の維持で、QoLを満たせる人。


仕事のやりがい、使命感で、QoLを満たせる人。


周囲の良好な人間関係で、QoLを満たせる人。


上記や上記以外も含めた、複合的要素で、

QoLを満たす人もいる。


上昇志向が高い人は、QoL要素も増えるだろう。




わたしの当面のQoLは、【痛みのない体になる、

維持する】ことだ。



今でも日々、目の粘膜障害による充血、

痛み、目やにで悩まされている。



職場環境もわたしには劣悪で、

わたしの体調を崩すような粉塵や

喫煙者の煙舞う場所での従事である。



部署が変わり、仕方ないと思う。



職場関係者の配慮はあり、無理をしないで、

無理ならば言ってと、言われる。


けれど、現時点でここ以外のポジション

は期待出来ず、あわや職を失う。



年齢的なもの、キャリア的なものも含め、

転職も難しい。



当然金銭は、働かないと生み出せない。



家族、親類には多少助けてもらえても、

限りがある。



だから、妥協はしなければならない。



現在、移植後 34ヶ月。



再発無く、5年生存まで、

あと18ヶ月。



わたしのQoL向上については、

痛みに耐え忍び、痛みの無い体へとなる

生活をしていく事でしか、

手立ては無い。



時が解決するとは思うが、

まだまだ道のりは長く、

ゴールは遠く遠く感じる。



安楽死については、QoLの低下による

生へのモチベーションが下がった場合、

必要なひとつの措置として、

日本でもスタンダードになってゆく事を

期待したい。


安楽死は、唯一、自己が選択出来る

【幸せな死】

だ。


それと、生前に遺書を書き、

死に方の選択肢を自身が用意しておくべきだ

と、今回の記事でより強く思った。