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は、こちら↑
2015年8月23日朝、パートナーの腹の調子が
良くない事に気付く。
朝食は、階下のブッフェレストランへ。
昨日とほぼ同様のラインナップ。
わたしの腹の調子も、不穏な感じだった。
消化の良いお粥をメインに食べた。
ともあれ、パートナーの腹の調子が心配だ。
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朝食後も、腹の調子は良くならず、
午前中は部屋でゆっくり過ごす事に
した。
今日の予定は、オペラハウス、セント ジョセフ教会等を巡り、旧市街にあるレストランへ、ディナーに行くだけだ。
パートナーも、ぐっすりと眠りに
ついている。
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正午には、パートナーは少し腹の調子も
改善されたようだった。
かねてから本場のバインミーを食べたいという想いがパートナーにあり、ハノイ駅付近のハイランズ・コーヒーというチェーン店へ、
ひとり向かった。
本当は、この付近にあるホテルスタッフが美味しいというバインミー店を利用したかったが、生憎の定休日だった。
味わい深く感じた。決め手のレバーペースト
に問題あり。
価格からすれば、仕方ないのかもしれない。
案の定、ブラックコーヒーは砂糖入り
だった。
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夕方になり、旧市街の観光もしつつ、
本日ディナーのレストランへ向かった。
オペラハウスから政府客人宿舎、孔子像を
横目にホアンキエム湖へ。
耐えきれなかったため、タクシーで
旧市街へ。
セント ジョセフ教会の前で降り、
偶々ミサをやっていたため、
教会内へ入った。
教会は満杯の信者で、溢れ返っていた。
内部を撮影し、そそくさと退場した。
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近くにある公園で小休止し、
バスキンロビンスへ。
日本の半分位の価格で
シングルカップが楽しめる。
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そこで小一時間ほど涼を取り、
いよいよ目的地のレストランへ
タクシーで向かう。
夕方のその通りも、混迷を極めていた。
しばし行くと、某ホテルの中にある、
ベトナム料理店へ到着。
オリエンタルな雰囲気の調度品に、
落ち着いた気持ちになる。
料理は概ね、美味しくいただいた。
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ホテルに戻ると、わたしの腹の調子が
更に良くない。
仕方ないので、やり過ごして寝たが、
何度も何度もトイレで起きた。
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8月24日最終日朝、腹の調子が少し落ち着き、帰国の準備をした。
昨日のホテルレストランで朝食をとり、
ホテルフロントに予約していただいた
タクシーに乗り込み、空港へ向かう。
その前に、ロビーラウンジのベトナム人
女性スタッフから、
このベトナム滞在で、心残りはあるか?
と訊かれ、
バインミー!
と答えると、
早速、昨日休みだった店に電話をし、
デリバリーをお願いしてくれた。
10分後、バインミーのデリバリーが
ホテルエントランスに着き、
それを受け取り、タクシーに乗り込んだ。
この店のバインミーが食べられて、
心残りが無くなった!
とスタッフに伝えると、
笑顔になった。
今まで食べたバインミーよりも美味で、
こちらも笑顔になった。
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市内中心部から空港まで、
車で40分強。
交通混雑の大変な市内を抜けると、
長閑な景色が広がってくる。
郊外に流れる紅河は、幅がとても広い。
橋を渡り、ベッドタウンを抜けると
空港が見えてくる。
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空港に到着し、タクシードライバーに
別れを告げ、往路の通り、優先搭乗を
希望し難なく承諾される。
帰りの機内食は、普通食の魚料理に。
ちょうどフライト時間に、
日本の沖縄辺りに台風が来ていて
機体が揺れる事もあったが、
特に問題なく、到着時間より
20分も早く無事に着陸した。
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日本の空港に着くと、なんとも言えぬ
安心感に包まれた。
あらゆる場面で、過度な気を張る必要が
無くなった。
安全で、安心出来る国に生まれて良かった!
と心底思えた。
逞しく生きる事を教えてくれた、ベトナム。
あのギラギラした生命力溢れる生活感は、
ある意味キラキラして見えた。
ギラギラした生命力を持って、
日々日本で生き抜こうと、思う。