2015年8月18日、服薬の副作用である
足裏がピリピリと歩く度に痛い以外、
体調は安定している。
ここ最近は、家事でやれる事も増えて、
数ヶ月前より一日が充実している。
動けるって、本当に幸せだ。
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入院中から、《実現ノート》をつけていた。
本退院したら、必ず実現させておきたい事だ。
たとえば、
・新しい眼鏡をつくる。
・○○と会食をする。
・あの有名店へ鰻を食べに行く。
・パートナーと海外旅行へ行く。
・父のお墓参りへ行く。
など、
自分を鼓舞し、実現可能になるだろう事を
羅列し、ノートした。
そのほとんどを、この数ヶ月間で実現する事が出来た。
動ける身体に、今はあるからだ。
逆に、動ける身体である今のうちに、
やりたいことや、気になったことは
片付けて、想い出に残しておきたい。
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毎日が平凡で、出来る事は限られている
けれど、点滴に繋がれて、病院に隔離されていたあの日々をふと思い出すと、
今がどんなに幸せであるかを、
あらためて感じる事が出来る。
人を思いやれる余裕すら、過酷な治療中には無くて、その時は自分が生きているのか、死んでいるのかわからない気持ちにもなった。
身体が動かないと、心も動かない事をしった。
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明日から荷造りを始めよう。
行き先は、ベトナムの首都 ハノイ。
気温は日本と同じか、それ以上。
気を引き締め、身体に負担の無いような旅にする。
そして、《実現ノート》に又ひとつ、
達成の印が追加される。
そうやって、生きることを
積み上げていきたい。