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※写真は《グラム陽性球菌/ 塊状形成》のイメージ。

菌血症(きんけつしょう)とは、細菌が血液中に侵入しただけの状態を指す。血液中に侵入した細菌が増殖した場合は敗血症と呼び、区別される。
(※ wikipedia 菌血症より、一部抜粋。)


わたしは、3回の抗がん剤治療で3回とも、菌血症に罹患しました。

それは、白血球の《0期間》である、ネイダー時に起こります。

細菌に侵入されても、闘ってくれる筈の白血球もいない…。

健康体の方ならば何てことはない細菌であったとしても、わたしの皮膚等に附着する常在菌かもしれない《グラム陽性球菌》は、一番弱った時期に、そっとわたしの身体で悪さをし始めるのです。

そのたびに、わたしは38度以上の高熱に苦しめられてきました。第3回めの抗がん剤治療の時を除いては。(ブログ内、第3回めの抗がん剤治療(1) 、第3回めの抗がん剤治療(2)を参照ください。)

第2回めの抗がん剤治療の時には、40度の高熱が出て、極度の寒さによる震えが続き、死を覚悟した瞬間さえありました。

それくらい憎き存在である《グラム陽性球菌》でありますが、白血球の《0期間》である、ネイダー時には菌の特定が出来ない事が多いそうです。

なぜならば、菌の特定をする時にも、白血球の存在が欠かせなく、白血球が居ない時期の場合、《グラム陽性球菌》の、どんな菌なのかの特定は難しいようなのです。

そのような、きちんとした説明は第3回めの抗がん剤治療時の主治医にご説明いただきました。

もしくは、第1回め及び第2回めの抗がん剤治療時の主治医にも説明いただいていたのかもしれませんが、抗生剤を点滴投与しても、高熱の解熱が何日もなされずにいたのでわたしに精神的余裕がなく、聞き逃していたのかもしれません。

繰り返し主治医から聞いたのは、菌が特定されないことは菌血症原因菌は弱い菌であって、広がりも少ないため、それは逆にいいことで、その間に抗生剤で消えてしまうこともあり、特定出来ない…という内容は記憶にあります。

つまり、敗血症でなく、菌血症の方がマシですよ…と言いたかったのか、と今ならば冷静に判断出来ます。

 細菌の繁殖が早く増殖した場合は、さらに命を脅かす敗血症になってしまいます。


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敗血症(はいけつしょう、: sepsis)は、病原体によって引き起こされた全身性炎症反応症候群(SIRS)である。細菌感染症の全身に波及したもので非常に重篤な状態であり、無治療ではショックDIC多臓器不全などから早晩死に至る。もともとの体力低下を背景としていることが多く、治療成績も決して良好ではない。

傷口などから細菌が血液中に侵入しただけの状態は菌血症と呼ばれ区別される。逆に敗血症であっても定義上、血液中からの菌の検出は必須では無く、あくまで全身性炎症反応症候群(SIRS:systemic inflammatory response syndrome)つまり高サイトカイン血症の状態を指す。

(※ wikipedia 敗血症より一部抜粋。)