恋は匂へと散りぬるを21 | じゅりれなよ永遠に

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じゅりれな・坂道小説書いてます。

玲奈の突然の想定外の申し出に

友梨奈は言葉を返す

 

「何言ってるの!

駄目だよ!私は犯罪者。

玲奈ちゃんを巻きこめないよ!」

 

まだまだ、人通りが多い時間帯であるが

玲奈は気にせず懇願する。

 

「お願い!もう、離ればなれは

 嫌なの!友梨奈の傍にいたいの!」

 

玲奈は友梨奈の両肩を掴んで必死に訴えた。

 

友梨奈はそこまで玲奈が

言ってくれたことがうれしくてたまらなかった。

 

だからこそ、

玲奈を巻きこみたくない気持ちが

強まったのだ。

 

「ありがとう。

こんな私にそんな優しい言葉をくれて。

玲奈ちゃんのことは絶対に忘れないから」

 

友梨奈は目に涙を溜めながら言った。

 

「違うよ!優しさで言ってるんじゃないよ!

 友梨奈はなにもわかってないよ!」

 

玲奈は声を強くして言った。

 

「え・・・意味がわからないよ?」

 

すると玲奈は突然友梨奈にキスをしたのだ。

 

「え・・・・どうして?」

 

友梨奈は玲奈が自分のことを

好きであるはずがないと思っている

 

だから、玲奈のこのキスの意味が

理解できなかったのだ。