(文化財データベースより)
神魂神社のある大庭という土地は、古く出雲国造の住んだところであった。この神社の本殿は天正11年(1583)の再建であって、出雲国(島根県東半部)にのみ分布する大社造のなかの最古の遺構である。出雲大社本殿によく似ているが、梁行に対して桁行がやや長く、また規模に比して柱が太く、大社造の古い形式を伝えるものと考えられる。
(2023年11月12日訪問)
出雲周辺のドライブ旅行で訪問しました。出雲周辺の神社は大社造りが多いんですが、その最古の遺構です。再建は天正11年ですが、心御柱(ど真ん中の柱です)の古材に正平元年(室町、南北朝時代)の墨書が残っているそうです。何といっても桁行二間、梁間二間の広さに対して、その高さが驚きです。日本古来の神社建造物の特徴をよく伝えていると評価されるところで、この高さを支えるための柱の太さも見事です。そして周囲を取り囲む柵が低いため、本殿をその柱一本一本確認することが出来ます。本当に素晴らしい国宝です。
