豊橋市ウォーターPPPの導入地区は、管路を除く富士見台処理区と、し尿処理施設(天津・野依台・ いずみが丘・杉山御園)か。
すがや竜 豊橋市議会議員ブログ
これまで上下水道の民営化(に繋がる可能性がある事)は防ぎたいという考えで下水道のウォーターPPPについて反対してきました。下水道管路の更新等をするための国からの補助金を得るためには豊橋市は令和8年度中にウォーターPPPの導入の決定をしなければならない。結論から申し上げますと、ウォーターPPPの導入は現時点においては極めて限定的な地域となるようです。皆様が住んでいる地域の下水道名は下の図で確認してみてください。
地図中央の中島処理区(灰色)の排水人口割合は71.6%で、多くの方が該当すると思います。過去の質疑で豊橋市は中島処理区にはウォーターPPPは導入しない考えと確認しました。次に大きいのは地図上部の豊川流域関連で、排水人口割合は19.1%になります。以下、2026年3月の予算特別委員会、すがや竜の質疑です。
すがや竜「中島処理区以外の場所」の詳細決定はしたのか伺います。」
市の答弁
「下水道は重要なライフラインであるため、全国的な事例の少ない新しい事業の導入は慎重に判断する必要があると考え、導入方式はレベル3.5の管理・更新一体型マネジメント方式として、まずは中島処理区を除いた小規模な処理区での導入を基本とし、具体的な対象処理区や対象施設などについて検討を進めてまいりました。その結果、管路を除く富士見台処理区と、し尿処理施設を合わせた区域に導入することを考えています。」
ウォーターPPPの導入は極めて限定的な地域と先に述べましたが、管路を除く富士見台処理区(排水人口割合2.7%)と、し尿処理施設(排水人口割合2.1%)で、全体の5%程度にとどめると確認できました。しかし答弁にもあったように「まずは」と今後拡大するかのようにも捉えられる回答だった事に注意が必要です。ウォーターPPPに関する情報公開請求を行いましたが、会議録の中に気になる文章がありました。
豊橋市ウォーターPPP 導入可能性調査委託業者
「維持管理は競争性を働かせるのはなかなか難しいため、参入意向を示す企業が少ないようであれば、参画要件をゆるめる、将来中島処理区等の大きい業務の導入予定を見せる等、作戦を練る必要がある。」
豊橋市「了承した。」(2024年11月7日、基礎調査委託業務の議事録より。)
私は今後、中島処理区等にもウォーターPPPが拡大していくのではと懸念しています。現在の豊橋市の下水道事業に大きな問題があるとは思えないので、無理に事業形態を変える必要があるのか疑問です。下水道のような市民生活にとって欠かせないインフラはこれまで通り豊橋市が管理・運営していくべきだと考えます。豊橋市は地域を限定し、レベル3.5を選択する考えですが、世界の水道民営化の失敗を鑑みると、レベル4のコンセッション方式のように運営権まで民間事業者に任せるのはとても不安です。2025年の12月の一般質問でレベル3.5を選択した後のことを確認しました。
すがや竜
「内閣府のウォーターPPPの概要を見ますと、レベル3.5の管理・更新一体マネジメント方式(原則10年)の後、公共施設等運営事業(レベル4コンセッション方式)に移行する事とすると記載がありますが、移行しないという選択はできるのかお聞きします。」
市の答弁
「国よりウォーターPPPに関するQ&Aが示されており、その中でレベル3.5を実施したのち、公共施設等運営事業(コンセッション)レベル4に移行することとするという内容について、レベル3.5の後継としてコンセッション方式(レベル4)を選択肢として検討いただきたいという趣旨ですとの回答があります。このことから、レベル3.5の後、レベル4への移行は必須となるものではなく、選択肢の一つであると認識をしております。」
国の方針としてはレベル4を検討してほしいという事のようです。そもそもウォーターPPPは難しくてよくわからないと感じる方も多いと思います。すこし関連資料を載せておきます。過去のウォーターPPPについてのブログもご覧ください。
誤字脱字等ありましたらご容赦ください。最後まで見ていただきましてありがとうございました。
豊橋市議会議員 菅谷竜のブログ






