医師に今さら聞けない風邪症状

 

 

さて、寒くなり風邪のシーズンが到来してきましたが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

 

正直「風邪なんて自分で診断できる!」と思っている方は多いかもしれません。

 

しかし、いざ自分で風邪を診断し、家で安静にして治療するのであれば、風邪の症状をしっかり熟知することが重要です。

 

また風邪であっても、どのタイミングで医師にかかるべきかの判断は知っていて損はないと思います。

 

風邪の典型症状

 

一言で言うと、

典型的な風邪の症状は「咳、鼻水、喉の痛みなどどれもバランス良く症状が現れる」です。

 

上記に当てはまる場合、ほとんどは風邪です。

 

風邪は家でも十分自分で治せる病気ですし、症状を知っていることで、自分で適切な判断ができるようになります。

 

風邪であればどのタイミングで医師にかかるべきなの?

 

風邪は、平均大人でも最低1週間から2週間かかります。

よく「風邪が3日経っても良くならない…」という方を診るのですが、そもそも自然改善するのに時間がかかります。早く受診してもあまりメリットはないことが多いです。

 

では「自分は風邪だ!」と思う場合、どのタイミングで医師にかかるべきでしょうか?

 

英国で国が認可している医療情報サイト『NHS Choice』によると、下記の風邪症状の場合は医師にかかるように指示しています。

https://www.nhs.uk/conditions/common-cold/

 

−風邪症状が3週間経っても改善しない場合

−風邪症状が突然悪くなる場合

−熱がものすごく高い、悪寒、震え

−子供の症状で何か心配することがある時

−息切れや胸が痛い場合

−慢性疾患(糖尿病、心臓、肺、腎臓、神経疾患)や免疫抑制(化学療法の治療など)のある方

 

補足すると、風邪の場合「熱は少なくとも3日以内に改善傾向になることが多い」ので、そうでない場合は医師にかかると良いでしょう。

 

また、「喉が痛くて飲み込めないほどの咽頭痛」や、「口が開けられないなどの開口障害」がある場合も、喉の重篤な細菌性(溶連菌)感染の可能性もあるので、直ぐに医師にかかりましょう。

 

 

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