今日は、9月18日!
いつもお世話になっている監督の一人である
山崎達璽監督の誕生日!
山崎監督、おめでとうございますっ☆
山崎監督が2008年に製作された
映画『宮城野』の<ディレクターズカット版>
が
7月20日にBlu-ray/DVDリリースされてます。
その宮城野について
感想を記念に綴ることにしました。
他の邦画と一線を画す作りで、
これが山崎監督の映画!!と
衝撃を受けたのでその辺りを。
あらすじはこの通り。
時は江戸――。
薄汚れた女郎の処刑が行われようとしている。
女の名は宮城野。罪名は東洲斎写楽殺し。
その罪を決定づけたのは、
宮城野が持っていた一枚の絵。
写楽が描いたというその絵の名も、
何の因果か、宮城野だった。
処刑されるそのときまで、
宮城野が愛していたのは、矢太郎という名の若い男……。
冒頭からやられました。
無音の中、文字だけが流れる。。。
そこから
やさしい音色とともに役者絵がテンポよく
切り替わっていく感じ。
そして二つ打ち鳴らされる拍子木。
女郎の宮城野が河原の処刑場で縛られている
シーンから始まります。
はいっ!ここで一つ
はてなマークが飛びました。
背景というんですかね、浮世絵なんですよ。
演技してるスペースは
ちゃんとセットが組まれてるんですけど
背景は絵。
河川敷での外ロケでもなく、
フルでセットを組むわけではなく
背景が絵!
CG全盛のこの時に、僕の目に見てとれた
それは間違いなく紙に描かれた絵でした。
この時点で
僕は充分に「和」に浸ってしまってました。
そうして
冒頭のシーンからタイトルへと進んでいくのです。
その後も、背景や建物の外観は
一枚絵だったり、紙と思われる質感のもので
作られていました。
絵というと、ロケハンする手間やセットを
組む手間が省けていいじゃないという意見も
出そうですが、全然そんなことないです。
僕が描くような落書きとは訳が違いますっ!
ボキャブラリーの乏しさから絵としか
説明できないですが、セット以上に背景なんです。
セットであれ、外でのロケであれ
シーンなり作品のメッセージ性を
よりよく伝えるために存在するのなら
どうしてもこの背景じゃないとダメだったんだろうな
というのは、話が進むにつれて感じることでした。
もちろん、外のシーンだけなく
室内のシーンもありますが、そちらはセットで
組まれてるんですが、調度品にこだわりを感じました。
物語のもう一人の中心人物となる矢太郎が
薄暗い狭い部屋で絵に没頭しているシーンなんかは
浮かび上がる表情が最高で。
ぎょっとしたのは、9分25秒からの宮城野の語り。
冒頭の処刑場のシーンのせいか、
生首に見えたんです。
よくよく見ると丸い手鏡に映り込んだ
宮城野だったんですけど(笑)
生首に見えたのって、鏡越しの視線が
観ている僕と合っていた感じがしたからです。
いわゆるカメラ目線です。
そういえば、冒頭の処刑場のシーンでも
カメラ目線で見られてた感じで。。。。
映画ってこういう目線の置き方しないんですよ。
だからこそ余計に普通じゃない感じがして。
この演出ってどう思いつくんだろう・・・?
意図してなかったとしてもそれはそれで
恐ろしい。。。
とまぁ、序盤も序盤なのに、こんなに長く。。。
読む人も疲れちゃいますね(笑)
とにもかくにも
観ごたえ充分で面白いので、皆さん、ぜひ観てくださいっ
TSUTAYAでもレンタルもできるはずです。
名残惜しく(?)全体的な感想を言うならば
他の時代劇作品と異なる演出といえば
作品全体に余計な光を入れてない印象ですね。
これも追々このシーンのためか!
と思えるところがあるんですけどね。
その他にも黒衣衆を出すことで
見えないを見せる演出をとっているのが
歌舞伎に造詣が深い山崎監督だからこその
発想だなぁと脱帽でした。
エンターテイメントとしての映画もさることながら
伝統芸能の延長線上にある映画を観た気がします。
もちろん、それでいてディレクターズカット版は
ミステリー作品ですし、5人の出演者がとてつもなく
素晴らしくてホント楽しめますっ!
宮城野<ディレクターズ・カット版>の
特設サイトはこちら
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足りない文才とボキャブラリーは
引き続き増やします。
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