メロンの現状…..._〆(゚▽゚*)
sakaturnさんのブログで、『メロンの現状』
という記事があったのだが、とても興味深かったので紹介しつつ考察していきたいと思う。
特に熊本のメロン栽培において、メロンの葉全体が黄色くなる事で、実が小さくて糖度の低いメロンが問題となっているらしいとの事。
原因として、①連作障害による根張りの悪さ、②病害虫(ミナミキイロアザミウマに存在する病原ウィルスによるメロン黄化えそ病)、が挙げられる。
この地域の問題背景には、畑を休ませることなく立て続けに栽培していること(連作)がある。
私が情報として得られるのは、sakaturnさんの記事とサイト少々。
よって視野の狭い考察になるかもしれないけど、記事から疑問に感じた事、自分なりの見解を述べたいと思う。
所々偉そうな事言ってると思いますが…ゴメンなさいっ;;
まず、上記の原因①と②について、補足しつつ考察。
連作障害とは、同じ場所に同じ作物を栽培する事によって、その作物が吸収する養分が土壌中から不足して、生育に悪影響が出ること。
若干の不足なら、むしろ土壌中の養分が少なくなる事で、作物はより広範囲に養分を求め、根量は増加する可能性があります。(実際、水と肥料のやり過ぎは地上部的には大きくて立派なものでしょうが、根の養分を求める役割は不要となるので、根量は少なくなります。)
しかし、結局は果実の方へ回す養分は不足して美味しくないメロンしか出来ないのでしょう。
そして、あまりに不足していると根の成長すら出来なくなってしまい、作物は死んでしまいます。
特に、メロンの根は再生力が弱いらしく、簡単に枯れてしまうのだとか。
ちなみに葉に含まれる窒素の量と緑色の度合いは密接な関係がある事が知られています。
よって、土壌中に窒素肥料分が不足していると、メロンの葉は緑色が薄く、直ぐに黄色化して枯れてしまう可能性があります。
また連作障害は、同じ場所に同じ作物を栽培し続ける事によって、その作物を好む病原菌が繁殖しすぎる危険があります。
以上から、(メロンの)連作は土壌中の肥料成分量にアンバランスが生じ、特に窒素養分が不足する事で葉の緑色が維持出来なくて、黄色くなってしまう事に加えて、病原菌の好む一定の環境を与えてしまうことで生育に悪影響が及ぶ危険があります。
つまり、①と②の両方が高い確率で起こっているのではないでしょうか?(これはあくまで推察)
主に①と②が原因となって、葉が早い段階で黄色くなる事で、メロンの生育が抑えられ、光合成によって糖が合成されなくなり、果実が肥大しなくなり、糖度も落ちる。
う~む、植物病理学的知識がないから、これ以上は解らないっ。
少し調べた所によると、ミナミキイロアザミウマ中のウィルスに感染すると、まず葉の葉脈にそって黄化して、後に斑点が生じ、最終的に葉全体が黄化するのだとか。
ウイルスはミナミキイロアザミウマにより永続伝搬され、汁液伝染性は弱く、土壌伝染や種子伝染はしないことも報告されています。
…さてさて(笑)
このウィルスに感染するとまずは葉脈が黄化する、ここがポイントのようです。
今まで葉が黄化したメロン全てについて、葉脈から黄化しているのかが気になる所です。
もし全てが葉脈から黄化しているのに、病原体が見付かっていなかったら、原因を突き止めるのはかなり困難です。
どのみち、今の連作という現状に対して何らかの対策を講じなければならないと思います。
確かに肥料は大事ですな。
しかし、農業って本当に難しい…そもそも集中して作物を育てなきゃいけない、土地を休ませずどんどん栽培しなくてはいけない世の中になったせいで、色々な問題が生じてくる訳です。
仕方ないけど、この悪循環はどうにかならないのだろうか…
はぁ…大した考察できなかったなぁ…嗚呼、無力...orz
長くなってゴメンチャイ★