出生時刻が不明の場合 | 竜波 翼の東洋占術BLOG【四柱推命・易占(断易・周易)鑑定】

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四柱推命・易占(断易・周易)によるメール鑑定を行っております。
恋愛,結婚,仕事,健康,子宝,人間関係,家族関係等,お悩みがありましたらぜひご相談ください。

 四柱推命は年月日時の4つの要素で占うものです。したがって,出生時刻が分からなければ,正確な推命は少々難しいものになります。しかし,ご自身の出生時刻を知っている人は,そう多くありません。

 四柱推命占いを行っている占い師の中には,「出生時刻は不要です!」と謳っている方もいらっしゃいます。確かに,年月日の三柱のみで占える内容もないとは言えません。しかし,時柱を無視した占いは,命式全体の五行のバランスを無視したものであり,乱暴であると言わざるを得ません。

 たとえば,日干がである人を考えてみます。癸の五行は水ですので,金,水と相性がよく,土とは相性が悪いです。この方が,14時生まれとすると,時干支は己未となります。共に土の五行で,日干の癸の力を大きく制限することとなります。一方,22時生まれであれば,時干支は癸亥です。共に水の五行であり,日干の力を大きく強めます。

 日干の力に差が出れば,身強・身弱の判断も異なってくる可能性が高いです。身強・身弱が異なれば,用神も異なってきます。大運・歳運の読み取りも全く別のものになります。ある年が,身強では大吉,身弱では大凶といったことさえ起こり得るのです。

 では,出生時刻が分からない場合,時柱をどうするのか? これは,四柱推命を行う人にとって,非常に悩ましいところであります。私は,出生時刻が不明のときは,過去の出来事から時柱を推定するという方法を採用しています。メール鑑定のお申し込みの際に,出生時刻が不明の場合は,過去の出来事について書いていただくようにしております。

 それをもとに,ご依頼者様の出生時刻を推定致します。過去の出来事と特定の出生時刻における運命の流れの一致度が近いものを採用するようにしております。ここは,なかなかに骨の折れるところでありますが,時干支を無視するといった狼藉を働くわけには参りません。

 以上が,私の「出生時刻不明」に対する考え方です。