猫になりたかった | リュウミホのちょっと一息

猫になりたかった

久しぶりに思い出す
白い猫。

腰から首までラインの美しい白い猫。

いつも夢に出てきていた。

にゃと言えばにゃと返す。

触ればその感触の通りに曲がる。


追いかけても待っている。
方向を変えればついてくる。

そんな白い猫。

小さな時に
なりたかった夢の話。