Je t'aimE | リュウミホのちょっと一息

Je t'aimE

午後3時。


君はそこにいた

雨雲が近いスパイラルレコードの近く

人をかき分けた中で白いシャツが良く似合っていた

好きな映画のワンシーンのように大きなクリームブリュレを割った

バニラビーンズがはじけて君との距離も甘くなった

透き通った青い石のブレスをみつけた

作者はわからなかったけれど
君は綺麗だねって言う

手首にそれをわたしの肌と真剣に合わせていた

外に出たら
やっぱり雨は降っていた

天気予報。

今日は外れなかった



本当はわざと傘を忘れていた



暗い地下鉄を抜けると晴れているような気がした





クラークスの靴が綺麗だった
フランス人の靴だったけど君は似合うよと言ってくれた

いつか買えたらと思う

それでもう一度君に会おうと思う



もう一度よく晴れた青い景色を見て君と「綺麗だね」って言ってみたかった


人生が繰り返されるなら
もう一度君と待ち合わせするよ


雨の日も
晴れの日も