墨には、私達が一般に見かける
黒色の墨と、ちょっと薄めのグレー色の墨があります。
私が、初めて
薄めのグレー色の墨(淡墨)を使って
作品を書いたのは、高校生になってからでした。
淡墨の作り方を、当時の先生が教えてくださって
微妙な色合いに作るには、上記写真のように
何本か線を書いてみたり、点を打ってみたりして
墨の色合いを加減していきます。
線を書いたり、点を打ったばかりの色合いと
墨が乾いてからの色合いが違ってくるので
乾くまで待って、色合いを見ます。
濃すぎてもダメ、薄すぎてもダメ。
ちょうど良い色合いにするのを見分ける作業です。
だんだん慣れてくると
いい色合いが分かってきます。
書セラピスト 流香