はるのあしおと連載レビュー 第4回 <演出> | パパイヤと言えば鈴木

はるのあしおと連載レビュー 第4回 <演出>

「こなかな」が重すぎるのでレビューに逃避 λ...

今回はCG・音楽のお話も一緒に。



<はるのあしおと連載レビュー 第4回>


やはり本作で1番目に付くのは”CGの多さ”でしょう。


殆どのシーンに1枚絵がありますし、その全てが口パク標準装備。


背景なんかも光の加減で立ち絵の影が変わったりと、かなり細かいところまで凝ってます。



で、特筆しておきたいのは主人公の扱い。


最近のゲームで、1枚絵の中に主人公が描かれていることは結構ありますが、

主人公(=樹)1人しか描かれていない1枚絵があるってどうなのよ、ということです。


少し昔のゲームに遡ると、主人公を描くことは”タブー”であったように感じます。

それは、プレイヤーの視覚に直接イメージを訴えかけることで、”主人公像”を作り出し

そのイメージが自分自身(=プレイヤー)と異なっていることが解かってしまうを恐れていたからではないでしょうか。


何がいいたいかと言いますと。


作り手は、”主人公”に関する情報をあまり与えないことで、

”主人公=プレイヤー”とし、感情移入させていたのかな、と。



んでですよ。


この「はるのあしおと」では主人公が描かれています。

もちろん口パク付いてます。


つまり、作り手側はプレイヤーに感情移入させるつもりがあったのか?ということ。


作り手側は”感情移入すると危ないよ?”という警告を発しているのではないか?ということ。



・・・実際問題、この物語は感情移入すると結構危ない。


樹に感情移入した瞬間から、物語を純粋な物語として捉えられなくなる。


樹に対して向けられてくる言葉が、ディスプレイを通り越してプレイヤーの胸に突き刺さるようになる。


そして、プレイ後にこの普通だと思っていた物語が、とんでもないメッセージ性を持った作品だということに気づき、株が急上昇するというカラクリ(ぁ


minoriの思う壺になってしまったような気がしないでもないですが、結果オーライでしょう。



<音楽とか>


本作では音楽は天門さんが担当されたということで、かなりいい感じに出来上がってます。


もっとも音楽に関して評価できる点は、”BGMに徹している”ということ。


正直、音楽単体で聞くと物足りないです。

ですが、物語中で聞くとこの上ない名曲に聞こえてきます。


あと、雰囲気作りにもっとも貢献したジャンルでもありますねー。



ちなみに気に入った曲は


day by day

feel coming spring by piano

follow heart

evening glow


あたりですね。


あ、全部とってもいい曲だからねっ!w

あくまでこれはお気に入りだからねっ!w