台湾では、伝統的な祝日はほとんど旧暦に行われている事が多いです![]()
そして旧暦7月の中で、
一番盛り上がっている祝日は「七夕」と「中元節」です。今回は「七夕」について、ご紹介いたします。
七夕は皆様ご存知のように、織女と牽牛の伝説と関係があります。元々中国の伝説ですから、台湾にもこの伝説があります。
また、台湾では「七娘媽の誕生日」とも呼ばれていて、祀る風習があります。
「七娘媽」は「七星娘娘」、「天仙娘娘」とも呼ばれていますが、どちらも「織女」と意味は同じです。「七娘媽」は子どもの守護神であり、子供が16歳になるまで、毎年の七夕の午前中、七娘媽を祀る儀式があります。
供え品の中で、下記の物は特別な意味を持っています。
<1> 軟粿(月見団子と似て食べ物、真中の部分がちょっと凹んでいるのは、織女の涙を載せられるためと言われています)
<2> 圓仔花(千日紅。将来子孫が多くなることを祈る意味です)
<3> 胭脂と白粉(古代の化粧品の一種。半分空に向かって投げて、半分残して自分で使います。将来の自分が織女のようにキレイになることを祈ります)
そして、今台湾の台南地区では、また七夕で16歳になった子供のために、成人式を行う風習があります。
ところで、最近の台湾では、七夕は「中国のバレンタインデー」とも呼ばれています。
台湾の若い男女にとって、七夕はバレンタインデーと同じ、好きな相手にプレゼントを贈り、告白する日になります。たぶん織女と牽牛が一年に一度会う日で、自分の恋も成就されるかもしれないと思っているからかな?
PS.「牽牛」、台湾では牛郎と呼ばれています。ただし、「牛郎」はホストの意味もあります![]()
台湾占いの館・龍の羽
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