唐沢山城と唐沢山神社 『将門記』の舞台を訪ねて | 遮那王のブログ

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歴史好き旅好き人間の、歴史探訪日記

栃木県佐野市にある唐沢山城跡と唐沢山神社⛩を訪ねた。城好き🏯と歴史好きにはたまらない魅力が満載の山。

 

 

 『史蹟 唐沢山城沿革』の案内板がある。

 藤原秀郷により延長年間(930年〜)に築城され、秀郷の子孫の佐野氏の居城となり、江戸時代初期の山城禁止令により廃城となった。

 

 

 さっそく虎口が施されている。

 

 

 

 食い違い虎口

敵が真っ直ぐに容易に侵入できないように、城までの経路を蛇行させている。

 

 戦国期には、おそらく曲輪が施されて、弓矢を射かけてきたであろう。

 

 

 ありがたいことにお持ち帰り自由の縄張図が置かれていた。

縄張図を片手に、登ってみた。

 

 

 大きな鳥居が見えた。ここからが唐沢山神社の神域である。

 

 

鳥居を過ぎると、龍神宮がある。

 

 

 

 


大炊の井

 築城の際、厳島大明神に起請した際、霊夢のとおり掘ったら湧水が出たという。山城にとって水は大切。籠城の際、貴重な飲み水となる。

 

 

 

 

 空堀の跡

 

 天然の要害の城砦

 


お!、空堀を眺めていたら、がどこからか現れた。



「ちょっとちょっとなんなのよ?なんか用でも?食事中なんだけど」



「神社と本丸跡は、この先だにゃ」


 


さくらの馬場跡

昔、武士が馬の訓練した場所とのこと。

 

 


神社までの道のりは、坂道が続く。

 

 

 



 

唐沢山神社に到着

 

 


唐沢山神社は、石段上の本丸跡にある。

 

 


本丸跡は石垣に囲まれている。

 

 


手水舎

 

 


本丸跡

かつては、奥御殿とも言われた

 

 



拝殿

 



拝殿横には、記念撮影コーナーあり。絵は秀郷のムカデ退治の場面。


 

本丸跡から見下ろした市街地。唐沢山城跡から眺めた最高の見晴らし。

秀郷は、将門の攻略を、本丸から眺めて策を練ったことだろう。将門の本拠地の石井営所跡(現在の坂東市岩井)は、はるか東南の方角にある。


社務所




御朱印と御朱印帳をいただいた。