足利持氏・春王・安王の供養塔を訪ねて 龍興寺を訪ねて | 遮那王のブログ

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加須市にある龍興寺。

 
当寺には、第4代鎌倉公方の足利持氏とその子の春王、安王の供養塔がある。
 
山門の横に、『足利持氏・春王・安王』の石碑

『埼玉県史蹟』とある‥‥
龍興寺は臨済宗円覚寺派の寺院
創建は大同年間(806〜810)、開基は天祐和尚。
 

足利持氏・春王・安王の供養塔は寺の霊園の中ほどにある。
 

 


お堂の中は……

3基の供養塔がある。足利持氏、春王、安王らの供養塔である。


供養塔の横には説明が。

鎌倉公方の足利持氏と室町幕府将軍足利義教の間に起こった紛争(永享の乱)で持氏は討死。結城氏朝・持朝らは持氏の遺児の春王(13歳)、安王(11歳)らを擁立して室町幕府に対抗したが敗死、春王と安王は捕えられて京都への護送の途中斬首された。まだ幼かった永寿王の命は助けられた。永寿王はのちの古河公方の足利成氏。父と二人の兄の供養塔を建てたのは成氏である。龍興寺に建てらたのは曇芳和尚が持氏のおじにあたるためと言われている。

龍興寺の御朱印

参拝の後に御朱印をいただいた。