ご無沙汰しております。
福島龍一でございます。
花粉症を何とか薬で抑えつつ、春の暖かな陽気になんだかるんるんしだしたくなってきた福島です。るんるん。
はい。テキトウこきました。すみません。
実に何年ぶりだというレベルのブログ更新ですが、最後までお付き合い頂けると幸いです。
先日、僕が主演を務めさせて頂きました、上田慎一郎監督作、短編映画「ナポリタン」の上映会&DVD販売イベントが無事終了致しました。
本当にたくさんのお客様にご来場頂き、そしてたくさんのご意見ご感想を頂き、本当に感謝しております。
本当にありがとうございました。
この映画は僕が役者人生で初めて主演を務めさせて頂いた、とても感慨深い作品でした。
映像作品にはこれで何度目かの出演になりますが、未だ撮影に慣れず悩みながら、そして出演者・撮影スタッフの方々にご迷惑を掛けつつも何とか走りきれたと思えた作品です。
時に感情が作れず撮影を止めてしまったり、撮影前のリハーサルでも噛み合わせられなかったりと、数え切れないほどのご迷惑をお掛けしました。
それでも、監督の上田さんは諦めず様々な助言をくれたり、出演者の皆様やスタッフの方々はずっと向き合い続けてくれました。
不出来な自分でも、周りの人たちが支えてくれ、信じて向き合い続けてくれたことが、本当に嬉しかった。
それに応えられたかどうかはわかりませんが、一つの作品として完成させられ、たくさんの人たちに観て頂けて、自分は本当に幸福なんだと感じました。
この場を借りて、映画「ナポリタン」に関わって頂いた方々に多大なる感謝をさせて頂きます。
本当に本当に、ありがとうございました。
そして、これを機に一つのご報告をさせて頂きます。
先日の上映会をもちまして、私・福島龍一は役者としての活動を完全に終了させて頂くことに致しました。
今までの役者人生で出会えたたくさんの役者さんたち、スタッフの方々、そして舞台や映像を観て頂いたお客様、応援してくれた周りの皆さま、本当にお世話になりました。
本当に、ありがとうございました。
本来ならば一人一人個人的に感謝とご報告させて頂きたかったのですが、ご容赦ください。
そして今まで頂いた応援や、掛けて頂いたご期待、ご恩を返せず、それらを裏切るような結果になってしまったこと、本当に情けなく思います。
本当に申し訳ありません。
引退の理由は諸々ありますが、何より大きなものとして、自分の中でお芝居と向き合えなくなった、というのが大きな理由です。
これまで様々な舞台、映像に関わらせて頂きましたが、お芝居を生業として認識出来ないということがずっと抱えていた悩みでした。
自分の中での理想の役者像は、どんな時でも芝居を考え、どんな時でも芝居の糧を模索する、それが当たり前なのが役者だと考えていましたから、
いかに自分が理想と程遠いか、またそれが出来ず目を背けてしまう自分はいかに役者に相応しくないか、ということを常日頃から感じていました。
自分なりにどうにかしようと、自分を変えようと努力したつもりでしたが、遂にそれは叶わず、むしろ自らの自信でさえなくなっていました。
今では人前に立つことすら恐怖を感じます。
それでも、お芝居が僕に与えてくれたものはかけがえのないものです。
お芝居をやっていなかったら、多くの仲間に出会えなかったし、自分の人間的な成長もなかった。
自分にとってお芝居は半生そのものであって、日常であり、そして生きる意義でもありました。
本当に、自分にとってお芝居とは尊いものです。
今でもお芝居はやるのも観るのも好きです。
でも好きだからこそ、向き合えないのだからいつまでも続けるべきではないと。
惰性でやることこそが、お芝居に対する裏切りだと感じました。
だからこそ、僕は役者という職業と決別することにしました。
本当に、ありがとうございました。
そして本当に申し訳ありませんでした。
僕はこれからどう生きていくか、未だ見えていませんが、お世話になった人たちに少しでも、胸を張れるような生き方が見せられればと思っております。
そして願わくば、お芝居を通じて出会えたたくさんの人たちに、輝かしい道のりが広がることを祈っています。
長々と語ってしまいましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。
またどこかでお会い出来ましたら幸いです。
それでは、最後に。
(^^ω)v{PEACE!
平成29年3月21日
福島 龍一