出産レポ2.出産後~搬送~最後に。 | 。..:* のほほん気ままに *:..。

出産レポ2.出産後~搬送~最後に。

出産レポ1.の続きです。






これから出産を控えた方も


今、妊娠してる方も


これから妊娠を考えてる方も・・・




この先のレポは恐怖心を与えるだけになるかもしれません。


ごめんなさい。






けど、出産は命がけ。という言葉があるって事


他人事ではない事、身近にあるって事を知ってほしくて


簡単かもしれません、リアルに感じるかもしれません。






でも、知ってほしいです。。




こういう形で出産もあるんだって事。










yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.










しばらくして、くるちゃん連れてかれて旦那さん一度退室して出血具合を見る事に。




少し多いからまだ1時間ほどいてねって言われる。






まあ、大丈夫だろうって思ってた。


でも、はやく部屋に戻って旦那さんともっと喋ってゆっくり寝たいなって思ってた。


明日から頑張らなきゃーって。










この時、日が変わって、8月21日。






出た感じが多かったらすぐ呼んでねって言われていたし気にしてはいた。






そしたら30分も経たないうちに、お腹が痛くなってきた。


子宮収縮かーって思ってた。




でも、いきみたいってどゆこと?って思ってた。








いきんだ後、出た感じが多くてすぐナースコールした。




またも旦那さん退室。






説明してたら、もっといきみたくなってきて大量に出たのが分かった。


いきんで出したあとは痛みはなく、とても楽になった。






けど、みんなが慌てだした。






先生呼び出され、先生慌てだす。看護師さん慌てだす。




アイスノンまた置かれ、お腹ぐいぐいマッサージされる。


血圧はかられ、点滴増やされる。




けど、いっこうに点滴は落ちず、あちこち刺すけどダメ。


全開で落としてる?けど、落ちない。






みんなもっと慌てだす・・








あたし、説明がないから全く分からず。




でも、ずーーっと意識があった。






夜中な為、院長先生呼び出される。




院長先生も慌てだす。








あたし、なにが起こってるのか一切わからず・・・






「搬送して!」






えっ・・搬送?医大に?なんで・・






付いてくれてた助産師さん?看護師さん?に


「怖い、なんなん?」って聞くけど






「大丈夫、フーって深呼吸しようかー」しか言わない。






とりあげてくれた先生にも院長先生にも同じように聞くけど


誰一人、核心ついた事言ってくれない。




怖さばかりが増していった。






搬送が決まり、救急車を待ってる時、その人が言った。





「最後に赤ちゃん、つれてきてあげて!」






最後・・?あたしもうあかんの?助からんの?


そう思いながら左腕に置いてもらったくるちゃん。






最後かもって思いながら、思いたくもないけど


もし本当にそうなるなら・・ってたくさんくるちゃんにキスした。





何も知らずに寝てるくるちゃん。






とても辛かった。










救急車到着したみたいで、運ばれる。






真っ暗な待合で旦那さんがいた。


すっごく心配そうな顔をしてた。






痛さも特になく、まったく自覚できない状況。




けど、救急車に乗せられ、お腹痛いよー振動辛いよー遠いよー・・ってかなり危機感ゼロでした。








医大に到着し、日曜日の夜中なのに、結構な数の先生と看護師さん達。






驚いてる中、大量出血は2,3度続いて出産した病院と同じ処置を続けられる。


点滴の針はあちこち刺しかえられ、すぐに管だらけになった。


ほとんどの点滴はここでも全開だった。






同じように「大丈夫?怖い」って言ったけど


やっぱり誰もきちんと言ってくれなかった。






けど、針刺すのは上手で全然痛くなかった。(痛み感じてたんかな・・)






ドラマとかERで見たような光景。






リアル感なんて、ゼロ。




誰も説明してくれない中、どうやって自覚できただろう。


死ぬ、なんて。








先生が「今のままじゃ危ないんで輸血します」って言った。






初めて”あたし死ぬの?”パパ残して死なれへんよ!!”ってすぐしてくださいって言った。


だって、しなきゃ死ぬんでしょって。。






代理で旦那さんにサインしてもらいますね、って旦那に説明しに行かれた。




後で、聞いたんですがサインの紙には、輸血に関して書かれた紙も数枚渡されたらしいのですが


「ほんまにこれ、あいつは同意したんだろうか・・・」って薄暗い中、一人必死で読んだそうです。


節電していた為に余計に暗く、処置してる所からは遠いけどなるべく明るい所にいて


すっごく心細かったそうです。。










輸血が始まり、血液製剤?造血剤?とか、子宮収縮剤とか・・・とりあえずたくさん打ってた。




なぜか血圧は安定してた?脈拍だけは90~110だったみたいですが。






2,3度採血したんですが、どこからも取れなくて足の付け根と足の甲から取ろうとしていました・・・


でも、足の甲からは取れなかったらしいんですがね、どこからでも取れるんだと思いました・・・。








痛かったのは子宮の中にガーゼ詰め込みまくる事・・・


見てないからどんなガーゼ、とうまく言えないんだけど


とにかく長い!細い!って感じのガーゼを詰め込まれていました、、








まだ出血はしているものの、危機は脱したとの事で


旦那さんが処置室(分娩台だったけど)に呼ばれ一緒に説明を受けました。








弛緩出血


胎盤が出た後、通常子宮収縮が起こって出血が徐々におさまってくのだけど


あたしの場合、収縮は起こっているがその力はかなり弱く


きゅっと締まるものの、ふわっとまた緩んで出血を続けてるらしい。




今は、マッサージをして収縮を促して、輸血もして落ち着いてきているけど


それでもまだ出血が止まらないようなら・・


子宮に流れていってる血管の所をとめる手術をすると言われました。


(話の流れで、子宮摘出と思っていたあたし達。でも、調べたらその先はそうだったようです)





これ以上悪くなったとしても、まだ手はあるんだと安心しました。









結局、6リットルの出血。


人間の半分以上の血を数時間で出血・・・






主治医の先生に何度となく「危なかってんで」と言われました。







気になっていた2人目の時も同じようになるのか聞きました。


答えは「ないとは言えない」でした。




そういう体質なのかもしれないし、偶発的に起こったものかもしれない。


そもそも、弛緩出血自体どういう原因で起こるのか分かっていないらしい。


だから、もし望むならはじめから大きい病院へ通うように、と。






望んでもいいんだ、くるちゃんに兄弟作れるんだって安心はしたけど・・


2人目は望みたくても、もうあんな思いしたくないし


旦那さんのあんな顔を見たくないし、心配させたくない・・


可能性があるならやめておくべきだろうか・・


これで最後の妊娠だったのかもって聞きながらそう思いました。









旦那さんと、やっと2人でゆっくり喋れました。




まだ顔面蒼白で唇真っ白だったらしく、そんな呑気な感じじゃなかったけどw




すでに朝の5時を回ってた。






陣痛の疲れ、出産の疲れ、搬送され体力が奪われた疲れ


いろんなものが混ざり合って、陣痛の時からすごく眠かった。




処置を受けてる間、何度も眠りに落ちそうになるけど怖くて眠れませんでした。






眠ってしまったら、本当にもう起きない感じがしたし。






しばらしして、1人でいる間に


カーテンの向こうから、2回生まれたての赤ちゃんの声が聞こえました。




その時は、泣きました。




なんであたしはここにいるんだろう。


なんであの子のそばにいてやれないんだろう。


会いたくて会いたくて、悲しくて辛かった。






旦那さんのお父さんとお母さんが来てくれてるって知って


みんなに迷惑ばっかりかけて、来てくれてる事に嬉しく思ったけど


また心配させたっていっぱい凹みました。








9時頃、診察を受けました。


出血は落ち着いていて、とりあえず安心だと。




少しして、部屋に移りました。






分娩台からベッドに移る時、てっきり移してくれるんだろうと思っていたら


「さあ!移って!管は全部持ってるし見てるから!」って言われ唖然w




結構スパルタでした・・






それでも、その日の晩は寝れなくて


巡回に来た助産師さんにたくさんお話したら、睡眠導入剤を処方してくれました。


導入剤って言葉に安心して眠れたのか、効いたのか分からなかったけど、ぐっすり眠れました。






貧血の値は悪かったので、一人では動かないように!と


車椅子での移動ばかりでしたが


妊婦さんは、基本的に健康体だから回復は早いのよ!って


熱が上がっては下がったりして体はとてつもなくだるかったけど、2泊3日の入院で済みました。






でも、医大だからそういう方が運ばれてくるのは少なくないみたいで


入院してる間に、帝王切開後の弛緩出血で運ばれてくる方がおられました。






出産って命がけ、本当に身をもって経験しました。








退院した日、車椅子で駐車場まで旦那さんに押され


車の中で、2人で飲んだドトールのコーヒーの味も忘れられないものになりました。。












yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.  yotsuba.










あたし自身、妊娠するまでに数年かかりました。




妊娠しても、出産にまで至らなかったし。


妊娠しても、落ち着かない妊娠期間。


出産時には、出血多量で死と直面。






4人の子供を産んだのかってくらい一気に経験した感じ。






けど、そうなのかもって医大に入院してる時、思いました。








琉斗を失った時、自分の事をどうでもいいって思ってました。


どうなろうが、どう思われようが、どうでもいいと。




本当になにもかも投げやりで。




旦那さんとの喧嘩も絶えなくて、別れ話も出た。






くるちゃんがお腹に居た頃も、そうじゃなかった頃も


何度も琉斗を思い出し、涙し、どうしてさよならしなきゃいけなかったのかって。




答えなんて出るわけもないのに悔やんで、自分責めて。




何度も会いたいって会いに行きたいって思った。










良い様に言えば、、だけど・・




あたし自身、生と死を軽視しすぎてたから与えられた事だったのかな、と。


生きえられた事は、もっと向き合って乗り越えろって言われたのか、と。




今までの自分、琉斗の事、くるちゃんの事、旦那さんの事、


あたしの周りにあるすべての事、簡単に見るなって言われたのかなって。






父に叱られた気分でした。。










まあ、産後ブルーになってそんな風に思った事をすっかり忘れていたのですが・・どよーん・汗










妊娠するのも、出産するのも、赤ちゃんに会えるのも、全部奇跡なんだって。




自分がここにいるのも、旦那さんと巡りあえた事も、生まれてきた事も全部。






軽視してる人なんていっぱいいる。




けど、あたしはこういう試練と乗り越える事で1つ大きくなれって言われた。






まだまだしょぼーい大人だしね。








退院して旦那さんと、琉斗たちに報告しました。


くるちゃん抱っこして。






帰ってきたよー。


ずっとそばにいてくれてありがとう。


守ってくれて、ありがとう。





あなた達の弟だよ。


これからもずっと見守っていてね。





ありがとう。


ずーっと大好きだよ。






そう心の中で言ってたらポロポロポロポロ涙がこぼれてきた。




ふっとなにか緩んだ気がした。








旦那さんにも、ありがとうってたくさんたくさん思った。


言うチャンス逃して、すぐ言えなくて言ったら、照れてた。








旦那さんと出会えてよかった。


なにより、旦那さんでよかった。




結婚して7年。


ずっと2人で頑張ってきた。


心の弱いあたしは何度となく諦めようとして


何度も励まされて、気晴らししてもらって


いっぱい助けてもらった。






そんな旦那さんに教えられた事




「諦めない」






諦めずいてよかった。


旦那さんと頑張ってきてよかった。






旦那さんをパパにしてあげれてよかった。








これからも2人で頑張っていこうって


くるちゃんと3人で楽しい家族になろうって


レポかいてて改めて、思いました。








そして!




妊娠する前から出産してからも、今までも


ずっと応援してくださったみんな!




とってもとっても心強かったです。




へこたれて、落ち込みまくっていて


こんなあたしにたくさんの言葉をくれた事..






本当にありがとうございました!




どんな言葉なら、この気持ち届くだろうって思うけど


文章能力ナシのあたしにはなかなか難しいもので・・。






けど、本当に本当に、感謝しています。。






これからは家族3人、そして、お空のお兄ちゃんたちと一緒に


たくさんたくさん色んな事にチャレンジして乗り越えようと思います。




どうぞ、これからもよろしくおねがいします(^ー^)親子(^ー^)。
















いろんな事、いろんなモノ、たくさんの人達に感謝した日々でした。






たくさん






たくさんの気持ちを込めて。





ありがとう!










くまま










。..:* のほほん気ままに *:..。



3人でがんばるぞー!













おまけお花




輸血やいろんな点滴をした医大での処置。


もんのすごい手がむくみましたがーん!!




なんにも握れないってくらいに。






よく、指輪は外しておいた方がいいのか?って妊婦雑誌とかで見かけるけど


あたしの場合、ややむくみだしたので外しておいたんです。一応。


それこそ、出産の3日くらい前に・・。




この時、外していなかったら結婚して1度も外してこなかった指輪を


なんのためらいもなくパチンと切られていたのかと思うと


まじでぞっとしました・・・




念のため、外しておくのもアリだと思います・・・・




大事な大事な指輪なら・・ね。