コエビソウ


土、日と熊本にいる姉のところに1泊で行ってきた。


高速道路の到着のところに姉は早々と来て待っててくれた。


1年ぶりなのに全くそんな感じがしない姉との再会、お互いにシワは増え顔はたるんできたものの後は何も変わらない。


「何が食べたかね、何でもよかよ、食べたいものを言って」と姉は言ってくれるが実は私副鼻腔炎の薬のせいなのかいまいち胃の調子が良くない。


「何でもいいよ、そんなにお腹も空いてないし」と言うしか無かった。


姉の家に着くとお義兄さんが満面の笑顔で迎えてくれた、主人と同じ歳でとても仲が良くお酒が大好きな二人、飲むとよく笑顔で話しをしていた。


姉が「今夜はうどんにしたよ」と、私は日本に帰ってからまだ一度も食べてなかったので嬉しくて「わーーすごく楽しみ」と大喜び、これは私の本心である。


今日の午前中わざわざ車で50分もかけて二人でうどんを買いに行ってくれたらしい。


とっても人気のあるうどん屋さんらしい。


大きな海老天や沢山の具材がたっぷり入ったうどんは本当に美味しかった。


太めのうどんは喉越しがよくツルッと飲み込める、スープもとても美味しかった。


10時近くまで3人で色々と話をして「明日の朝はえんどうご飯にしようと思ってえんどうを取っといたんよ、残った豆は甘く炊くから食べてね」と姉。


朝、目が覚めると姉はもうキッチに立っていた、梅を甘く炊いたの、小梅を醤油で炊いたの、梅ジャム、ブルーベリージャム…などなど沢山の料理がこれでもかこれでもかと出てくる。


食べてみて食べてみて美味しかよー、と小皿に沢山並べる姉、私に食べさせようと思って色々と作ってくれてたんだなーと思ったら何だか実家に帰った様な気持ちになった、ありがたくて胸いっぱいになってくる。


姉はとっても料理が上手だ、私みたいにレシピを見ながらではなく適当に味付けをしていくがとっても美味しい。


お昼にブリ大根を作ってくれたがそれがまた美味しかった。


帰りには姉お手製の梅干しを何と4.5キロももらってきた。


梅干しは娘二人が楽しみに待ってるものなので何としても持って帰らないと、2年前はうっかりして機内持ち込みに入れていたら水分があると没収されてしまった、姉の大事な梅干しが捨てられたのは本当に悲しかった。


今回はそんなことがない様にしっかりと預ける方のバッグに入れないと。




完熟した梅でつけてあるのでとても柔らかい、梅干しをつけるのはとても大変な事だ、大切に大切に食べたいと思っている。


梅ジャム、私が大好きなキュウリ、熊本のお漬物の高菜漬けの油炒め、などなど沢山ののお土産をもらいお茶500グラムを10本買ってヒイヒイ言いながらバッグを引っ張りながら帰ってきた。



このバッグに梅干し4.5キロ、お茶5キロ、野菜その他色々、15キロぐらいの重たいバッグを必死に引っ張って帰ってきました。


そうそう、日本の男性の優しさに今回出会うことができました。


博多駅に着いた時バスのバッグを預けるところにあった私の荷物、運転手さんはお客の相手で忙しくて中々荷物を下ろしてくれません。


すると自分の荷物を下ろしてた30代ぐらいの男性が“これですか?“と言ってヒョイと抱えて出してくれたのです。


もう嬉しくて嬉しくて何度も頭を下げてしまいました、日本の男性もこんなに優しいんだ、と凄く嬉しくて笑顔になり胸がいっぱいになりました。


精一杯200%ぐらいのもてなしをしてくれた姉夫婦、そしてちょっとした事ではあるけれど日本人の優しさに触れることができた幸せ、なんて素晴らしい熊本旅行だったのだろう、日本帰国のいい思い出になりました。


お姉さん、お義兄さん、本当にお世話になりました、ありがとうございました😊🩷