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写真の花とってもいい香りがする、なんて名前なのだろう、街路樹として沢山植えてある、きんもくせいみたいな香りがする。


金木犀、と言ったら母のことを思い出す、私が生まれ育った実家の入り口には大きな金木犀の木があった。


ある日実家に帰ると玄関先にあった金木犀の木がなくなってる、えーーーどうしたの?枯れたの😱😱


慌てて家の中に入ると“ああ、あれね、切ってもらった“と涼しい顔、えー嘘でしょう?と私。


樹齢80年ぐらいだったろうか、いつもいい香りがしていたのに、残念。


なんで切ってしまったの?と母に聞くと“落ち葉が雨樋に落ちて掃除が大変、切ってもらって清清した“と涼しい顔の母。


その時の母の年齢が85歳ぐらいだったろうか、腰も曲がり田舎の大きな家を一人で管理して大変だったのだろう。


土の庭だったところもコンクリートで固められてしまってた、草取りが大変だからとの事。


その時はコンクリートで固められた庭もいい香りの花を咲かせていた金木犀も、なんで?と思いとても残念に思ったことを思い出す。


しかし今、母より10歳以上も若い私なのだが腰や膝が痛かったりして、あの田舎の広い庭の草取りは無理かも知れないと思ってしまう。


杖をつき足を引き摺りながらも必死で家を守っていた母、今だったら“お母さんいい決断だね“と言えると思う。


今までは脚立に乗って高いところの物も自分で取っていたが最近では“自分を過信するな“とよく言い聞かせるようにしている。


調理器具も全て脚立無しで取れるところに移動して使えるように配置換えをした。


まだまだ自分的には高いところも大丈夫、と自信は持っている、しかし思ってる以上に体力は落ちている様な気がする。


母も“落ちたり転んだりして子供達に迷惑をかけたら大変、落ち着け落ち着け“と常に自分自身に言い聞かせていた。


電話がなっても“大事な用事だったらまたかかってくる、慌てるな“と言ってたらしい。


骨はスカスカでいつ骨折してもおかしく無い状態だったのだが亡くなるまで一度も転ぶ事もなく骨折する事なく人生を終わる事ができた。


去年テーブルの解体で大変な思いをした私、二度とそんな事がない様に母の様に“落ち着け、慌てるな“と自分に言い聞かせ日々過ごしていきたいと思った。


1歩1歩母の年齢に近づくごとに母が言ってた言葉が良く理解できる様になってきたと思う。