主人がまだ現役の頃は何となく落ち着かない月だった。
転勤して2〜3年も経つと、そろそろかな、と思い気持ちがザワザワする。
主人が帰って来るたびに顔色をみてしまう。
転勤はこっちの都合と関係なく突然に舞い込んでくる。
よく家を買ったばかりの人が転勤になり、新築の家が人に貸してめちゃくちゃにされた、と何度か聞いた事がある。
またある人は引っ越しの途中でトラックが火事になり家財道具の半分が焼けてしまった事もある。
トラックの中でどうやって火事になるのか?不思議だ。
私も何度か引っ越ししてきたのだが、本当に大変だ。
主人は挨拶回り、送別会などで忙しく100%あてにならない。
ダンボール100個以上作り全ての荷物が分かる様に書き込まなきゃいけない。
いつだったか漬物石まで持って行こうとしたら主人に叱られた。
「こんな物捨てなさい、また川で拾ったらいいから」と主人。
私は「えーこんな使いやすい漬物石そうそう見つからないよ、あなたが大好きな白菜漬けこれでつけてるのよ」
横で苦笑いする引っ越し屋さん、結局大分から札幌まで漬物石も長旅をする事に。
九州から札幌、あまりの環境の変化に大事に育ててきた観葉植物達が全滅、トラックの中で寒さの為に枯れてしまった。
今となっては懐かしい思い出、2月、3月になると思い出す。
この地域には沢山の駐在の方達が住んでらっしゃる。私は国内の転勤だけだったけど海外転勤となると数倍大変だろう。
明日は節分、頑張って恵方巻きを作ろうと思ってる。
龍ちゃんが毎日良く歌ってる「♪おにはそと、ふくわうち♪ ♫♬…」が今も頭の中で流れてる。

