アメリカまでついてきてくれたビスカが旅立ちました。
アメリカに来て2カ月後の事です。
体調を崩す前の晩、メチャクチャ部屋の中を歩き回り「ビスカどうしたの、そんなに歩いたら疲れるよ」と言ってもあるくのをやめませんでした。
夜中目が覚めてビスカを見ると、いつも寝てるクッションではなくじゅうたんの上でたおれてました。
どうしたのかな?と思い抱き抱えてみると手足がダラリてしてて全く動く気配がありません。
夜が明けるのをまって救急病院へ、お薬をもらい様子を見る事に。
その日の夜は一晩中ヲォ〜ンと泣き続けず〜っと抱いたままで一夜を明かしました。
ビスカを抱いてると涙があふれ、頭の中で思い出がよみがえります。
1人で見てた時間が長かったので自由が効かなく、旅行とか誘われても行けなく、1人だったら…と思った事もありました。
主人が亡くなった時も側にいてくれて、娘達がアメリカに行った後も側にいてくれて支えてくれたんだな〜と改めて思いました。
アメリカに来てからも思った以上に元気で17才まで大丈夫かな、そんな感じでしたが16才と10カ月でした。
もうこれで安心だ、娘達にも会えたしアメリカも見る事ができた。思い残す事は何もない。
そんな気持ちだったのでしょうか。
次の日の朝、腕の中で亡くなりました。