『心臓の水槽』
偽(いつ)の愛のカタチにも
”いつかは”と抱えたけど
淡く絡み付く 甘い鎖
逃れられぬ
呼吸が出来ない場所で
愛しくて抱き寄せたよ
重りの無いこの場所で
僕の心臓は君の水槽へ…沈む
全て信じてたけれど
僕の前から君は…消えた
呼吸ができない場所で
愛しくて抱き寄せたよ
独りじゃないこの場所は
ひび割れて砕け散った
歪な水槽をただ
二人で泳いでたかった
苦しく証はなくても
同じだって信じたかった
…溺れる
本当は
理解ってた
君の目に
僕が居ないことを
それでも…
僕は…
静かに歩き出すもう水槽はないのに
苦しくて…愛しくて…それが残った愛の価値