最期の別れだ。
花を入れて
妹の顔を手で撫でた。
いままでに感じたことのない冷たさだった…妹に一言
「ゆっくり休め」
とだけ言った。
皆が最期の別れを終え
いよいよ妹の火葬が始まった。
あの瞬間
胸が締め付けられた。
すすり泣く声
妹の名を呼ぶ声
あちこちから聞こえた。
親、弟、親戚、友人、
皆が悲しみ涙を流した。
一人、僕だけを除いて…
出るはずの涙が出ない。
胸が破裂するほど
悲しいのに…
苦しいのに…