リュウスレイヤーのブログ 木原隆介のコラム 鉄の脛 -16ページ目

リュウスレイヤーのブログ 木原隆介のコラム 鉄の脛

直心会和歌山キックボクシング、会長の木原隆介が自己の知識、記憶、経験、観察力、洞察力を駆使して挑むバラエティーコラム
       鉄の脛(てつのスネ)
直心会和歌山キックボクシングの
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BEFOREテロリスト AFTERヤクザ

 

 サイト上のテロリスト風の様相からトランスフォーミング(変身)し、

暴力団の親方となって僕の前に現れた彼は、ギターを手にして

まずパンテラのカウボーイズ フローム ヘルで20年ぶりのふたり

の再会に花を添えた。コチラもすぐさまメガデスの「HOLY WARS

 PUNISHMENT DUE」で応えた。 すると彼が次に弾いたのは

メガデスの3rdアルバムに収録されている「SET THE WORLD

 AFIRE」! 「ん~、そう来るか…」と思った僕が弾いたのは

同アルバムに収められている「IN MY DARKEST HOUR」と、

何か空気がメガデス一辺倒になりつつあったので流れを変えようと

続けざまに弾いたのはメタリカの「MASTER OF PUPPETS」!

 すると彼もメタリカの「BLACKEND」で応える。 そして僕も

つられるようにメタリカの「BATTERY」を弾く。 一息ついて彼が

ラウドネスの「LIKE HELL」を弾きだしたので僕もそれに応え

ツインでリフを弾き、ソロは僕が担当した。すると彼は同じくラウドネス

の「SHADOWS OF WAR」のソロを弾きだしたので僕も両手

タッピングで応えた。 その後もオジーオズボーン、ジューダス 

プリースト、スレイヤー、アンスラックス、テスタメントなどのリフや

ソロをふたりでたたみかけるように披露した後、ようやく一息ついた。

 

 すると彼はこう切り出した。

   

  彼  「あのさぁ~、俺さぁ~、今から5年前の話だけど、体調

      悪かったんだ。 2年間、毎日 血便と血尿さぁ~!」

 

  俺  「ん~、5年前といったら40歳かぁ~。うん、体調に

       変調が出る頃だね! …それで医者は何て言った

       んだい?」

  彼  「いや、医者はいっとらん!」

 

  俺  「えっ、えぇ~、行かなかったのかよ~!」

 

  彼  「その2年のあいだ誰にも言わんかった!」

 

    そして彼は続けた。

      「 もう先 永がない思て…、よっしゃ、それやったら

       好きな事おもいっきりやったろ思て600万のBM

       買うて、ギター買うて、家 改装して有り金すべて

       使い切った。 (注、彼は若い頃に離婚して現代

       独身)  …どうせ、なにも未練ないし…、親みな

       死んだし、兄貴とも絶縁やし…。 そしたら仕事や

       生活のストレスぶっ飛んで血便、血尿ピタッと

       止まった!

         俺、ホンマにブルーシート用意したよ~。そしたら

       屍(しかばね)になってもその上に寝たら家汚れ

       へんやろ?(注、彼は新築の一戸建てに住んで

        いる)  高値で売れるかな?」

 

   そこで僕がすかさずツッコミを入れる!

     

     僕 「ちょっと待って! 身寄りないのに一体その

        家、誰が売んの?」

 

     彼 「あっ、そうか。 それあるなぁ~。 でもホンマ

        もう俺、人生に未練ないねん! 次また体調悪

        なったら同じことやると思うわ~。」

     僕 「そんなこと言わんと病院へいこうぜぇ~!

        もっとギター弾こうぜ、車乗ろうぜ!」

 

     彼 「いや、もう終わりなら、終わりでええねん。

         もう未練ない。 2年間、ホンマ誰にも

        言わんかった…。」

 

  黙って聞いていた僕も次第に彼の言葉が理解できるように

 なり、

     僕 「 よっしゃ、わかった。2年間誰にも言わんかっ

        たって~。 君は男だ。勇敢だ。 普通、ビビッて

        医者んとこ、飛んでいくでしょう? メタルは寿命

        が短い。 ランディー ローズもダレルも死んだ。

        君も好きなようにやってくれ! 死体はこの俺が

        始末しにいくよ! これが正真正銘のデス メタル

        だぜぇ~~~!!!」

 

 

  午後3時から始まったオッサンメタルリフ バトルは3時間にも

 及んだ。 帰り際に僕は彼を昔入り浸ったプレハブ小屋(現代は

 改装)に案内した。

 

      彼 「…懐かしいなぁ。 ここでよくメタル談義したよ

         なぁ~! あるとき俺がUFO見た!って駆け込

        んだら、それはパチンコ屋の照明やろ!ってアンタ

         に言われたなぁ~!」

 

   すると彼は書籍棚に目をやった。

       彼 「おっ、ラウドネスのシャドウズ オブ ウォーの

          バンスコやんけ~! 今これネットでプレミア

          ついとるぞっ! 1万ぐらいの高値ついとる…。

          俺、コレ探してたんだぁ~!貸してくんないか

          なぁ~? 返すからさぁ~…。」

       

      僕  「ホンマやな、絶対返してよ! 俺にとっても

          宝物なんだぜぇ~!」

 

      彼  「わかっとる!返す、返す…!」

     

        と、言いながらしっかりパクッていきました!!

  

         畜生!20年後にリベンジだぜぇ~!!!

 

 

                

                    THE END