ツイン・ピークスという海外ドラマをご存知だろうか?


小さな田舎町で殺された

女子高生の犯人をめぐり

ミステリー仕立てに人間関係や
社会問題も絡めたドラマ。



昔流行ったので、覚えてる方も多いでしょう。



世界一美しい死体と言われていたし。



これの劇場版だったか
ちょっとハッキリ覚えてなくて恐縮なんだが…


主役のローラ・パーマーが殺される時


サスペンス調の
危機迫る音楽が瞬間止まって


ほんの一瞬
(注意しないと見逃す)

暗闇に白く光る天使
(マリア?)が映る
印象的なシーンがありまして…

ワタクシはこれが好きでした。

音楽が止まった時に、頭の中に
「シーン」とした音が響く感覚。


もしかすると、その瞬間にも
小さな音が流れていたかも
知れません。


それでも
頭の中が痺れるような
「シーン」とするその感覚が

印象的過ぎて そのシーンは

無音として記憶されて
しまいました。



さて、実生活でその頭の痺れる
様な感覚を、経験した事のある
方はいるだろうか?


ワタクシ自身の体験では無いのだが
初めて話を聞いた時に

これに似た印象を受けた話が

ありまして…



話自体はまるで怖くも無いし

よくある話と言えばそうなのですが…



※ほんの少しでも 怖い話系が駄目な方は注意※


昔の職場にいたアルバイトの
男の子の体験談です。



ワタクシは怖い話系が大好物なので
これよりも怖い話は

さんざん知っている。


体験した本人もあまり
怖い話では無いと自覚しており

軽いノリで話せる内容でした。



単にワタクシが、
単純なのに印象的だな‥と
感じたからこそ
記憶に残ったに過ぎないとも
言えます。

なので、全く怖く無いという
感想も多いかと思う。





入院していた親戚が

危篤となった為、大学生の彼は
家族と共に深夜の病院に

駆けつけた。




親戚の病状は小康状態を

保っており長い夜が続いた。


息の詰まる治療室から

抜け出して彼は

喫煙所に向かった。

その喫煙所は

よくあるガラス張りの

小さなスペースで

部屋の真ん中には

煙の吸引機能の付いた

大きな灰皿が設置されていた。


座るような椅子は無く

立ったまま利用するようになっ
ている。




少し重いドアを開けて

喫煙所に入り、灰皿の側で

彼が煙草に火を着けると

真夜中の病院の静けさに

煙草の火が燃える小さな音しか
聞こえなくて、

少し怖い気がしたという。



ふと見ると、彼のすぐ側に

小さな男の子がいた。


何の気配もなく

彼の脚のすぐ側に

いつの間にかいて

彼を見上げていたという。


小学一年生位の男の子。


最初からそこにいたのか

自分が気付かなかっただけか

確信がつかめなかった彼は

急に怖くなって

慌てて煙草の火を消して

喫煙所を出た。



大急ぎで下の階にある

自販機のエリアまで行き

すぐ迷わずコインを入れた。

大きな音をたてて

飲み物が落ちてくると

少しホッとしたという。



少しかがんで

下にある飲み物を取り出し

体を起こすと 彼の真横に

その男の子が立って

彼を見上げていた。