1 ダノンデサイル
今年のダービーを制覇。 そのダービーでは、それまで3戦3勝だった皐月賞馬・ジャスティンミラノを2馬身差に退けて完勝。 ドウデュースの出走取消しによって、ゲート1つ空けて左右に馬がいない状態からゲートを出せることで、逃げ、あるいは番手での競馬をしやすくなったのでは?
2 ドウデュース
やはり秋3冠スイープは至難の業で、秋3走目はそもそもゲートインすら叶わなかった…が、その後に武豊騎手が風邪で土日の騎乗ができなくなったことを考えれば、昨年の秋2戦のような敗戦をせずに済んだとも言え、これはこれでよかったのかも。 種牡馬としても、大いに期待しています。
3 アーバンシック
今年の菊花賞を制覇。 コーナーを6回通過するコース形態が似ていることもあるのか、菊花賞と有馬記念とは相性よく、2016年には同じルメール騎手でサトノダイヤモンドが菊花賞制覇から有馬記念で連勝。 枠も絶好。
4 ブローザホーン
今年の宝塚記念を制覇。 この秋2戦は結果がでていないものの、この中山2500m戦は1勝クラス・2勝クラスと条件戦とは言え、2戦2勝とこのコースの鬼である可能性は、ある。 2枠4番と、枠も絶好。
5 ベラジオオペラ
今年の大阪杯を制覇。 前走・天皇賞(秋)も6着とは言えタイム差はわずか。 中山はスプリングS勝ちと実績もあり、充実の4歳秋、天皇賞(秋)から叩き2戦目で、巻き返し必至。
6 ローシャムパーク
中山は昨年のオールカマー勝利を含めて5戦3勝と、随一の中山巧者。 加えて前走・BCターフではシャフリヤールを退けて2着とG1でも勝ち負けする力量の持ち主。 T.マーカンド騎手がバックストレッチからマクリで押しきる。
7 スターズオンアース
昨年の有馬記念では、大外16番から2着と好走。 今年は全てが好転し、4枠7番と絶好枠だし、鞍上も前走から引き続き川田騎手。 川田騎手では一昨年の桜花賞を勝利していて、頼もしいパートナー。 JCからの叩き2戦目、前進必至。
8 レガレイラ
昨年のホープフルSを制覇。 その後は案外な競馬が続いているものの、牡馬に混じっての皐月賞・ダービーでは、ともに上がり3F最速を計時し、力のあるところは見せている。 唯一の3歳牝馬、斤量の恩恵もあり、巻き返し必至。
9 ディープボンド
これで有馬記念は4年連続出走で、中山2500m戦の経験値では他の追随をゆるさない。 年を経るにしたがって着順落としてきてはいるものの、それは臨戦過程が悪かっただけで、今年は京都大賞典2着から充分間隔空けての出走。 幸騎手になってからは、必ず人気よりも着順のほうが上なのも頼もしい。
10 プログノーシス
海外合わせて16戦、一度も掲示板を外したことのない、堅実なディープインパクト産駒。 また今年の金鯱賞では、のちのJC2着馬・ドゥレッツァを子供扱いの5馬身差完封と、G1を勝つ力量は、ある。 三浦騎手の初G1がここであっても不思議はない。
11 ジャスティンパレス
昨年の有馬記念では1番人気に推されたものの、4着。 今年に入って勝利はないものの、ドウデュースの出走取消しによって、有馬記念に参戦する馬の中では、天皇賞(秋)・JCともに最先着と、むしろ古馬勢では総大将といっていい立場。 坂井瑠星騎手も2度目の騎乗で前進必至。
12 シュトルーヴェ
有馬記念と同じ中山2500mの日経賞勝ち馬。 日経賞勝利後、次走の府中2500m・目黒記念でも勝利と、今年に入って芝2500m戦を2戦2勝。 JCからの叩き2戦目、実績ある2500m 戦に戻って、大きな変わり身があっていい。
13 スタニングローズ
今年のエリザベス女王杯を制覇。 エリザベス女王杯からは、一昨年のジェラルディーナが3着、また2020年にはサラキアが7枠14番から2着と好走。 また、スタニングローズ自身、中山は重賞2勝と中山巧者でもある。 R.ムーア騎手への乗り替わりも頼もしい。
14 ダノンベルーガ
一昨年の共同通信杯勝ち馬。 その後、皐月賞・ダービーと駒を進め、ダービーでは1番人気にも支持されるほど。 ともに4着ではあったものの、どちらも差はわずか。 その後もG1で善戦を続けていて、今年のドバイターフも3着と、まだ力はある。 共同通信杯を勝ったときの松山騎手が継続騎乗なのも心強い。
15 ハヤヤッコ
今年のアルゼンチン共和国杯勝ち馬。 2015年にはゴールドアクターがアルゼンチン共和国杯を勝って有馬に参戦、そして勝利と前例がある。 一昨年の日経賞ではタイトルホルダーの5着と2500m適性もあり、引き続き吉田豊騎手騎乗なのも心強い。
16 シャフリヤール
一昨年のドバイシーマクラシック以来勝ち星はないが、常にG1で善戦を続けていて、主戦ともいえるC.デムーロ騎手が継続騎乗なのも心強い。 忘れてはいけないのは、昨年の有馬記念参戦は、当初、香港ヴァーズに出走予定だったものの、主催者判断で出走が認められず、帰国後の急遽な一戦だったこと。 今年は万全、大外枠でも勝てる。
まずは全馬、無事に完走を。