なぜ今リノベーションを提唱するのか...
最近何者かわからなくっていますので、たまにはお仕事の話を。
なぜ今「リノベーション」を提唱するのか?答えは簡単です。
現代の日本では年間でおよそ110万戸もの新築住宅が建設されています。
日本は諸外国に比べて人口のわりに建物への投資が多いという特徴が
あるのですが、その中で中古物件の補修などに対する投資は極端に少なく、
ほとんどが新築物件への投資になっています。そうした習慣性の中から、
新築物件に価値を見出し、20~30年ごとに建物を壊しては建て替える
「スクラップ&ビルド」を繰り返してきました。この30年で実に7割の
建物が建て替えられているのですよ。たった30年で...
一方で既存の住宅の一割を超える件数が空家になっているという
データもあります。この現象はすでに20年あまり続いています。
つまり、明らかに住宅の過剰状態に陥っているわけです。
確かに高度経済成長期には人口が増え、世帯数が増加したため、
住宅件数は必要とされました。しかし、少子高齢化による人口の
減少が社会問題になっている今でも同じように新築住宅を作り
続けているのです。これでは住宅の供給過剰状態に陥ることは
当然と言えます。現在作られている新築住宅は、そこに住む人の
ためというよりも、経済活動の一つという側面が色濃くなっている
ように感じられてしまいます。
原資が違うのでこの例えはどうかと思いましたが、中古車市場も
そうですよね。使わなくなったもの再利用している。車に関しては
廃車になっても、部品を分解して再利用されています。
住宅にもこんな時代がきているのではないでしょうか?