建物の構造について(マンション編)
マンションは基本的に「コンクリート」と「鉄」でできていますが、見た感じは
同じでもその種類と特徴は工法によって全然違います。
圧縮に強く引っ張りに弱いコンクリート、その逆の鉄筋という特徴をもつ2つの
材料で強固な建物を造るのが、鉄筋コンクリート(RC)造です。
これはさらに「ラーメン構造」と「壁式構造」に分けられます。
「ラーメン構造」はマンションでは一般的です。7~8階建てまでの中・低層
マンションに多く用いられます。柱と梁をがっちり接合(剛接合)して、建物を
支える構造です。ラーメンとはドイツ語で「枠」という意味なのです。耐震性を
確保しながら、広い空間をつくりやすい特徴があります。壁や開口部の配置は
比較的自由で、住戸内の間取りの変更も容易ですが、室内に柱や梁が
出っ張るのが弱点です。よく部屋の角とか天井上に出っ張りがありますよね。
「壁式構造」は5階までの低層マンションで用いられます。「面」で建物を
支えます。比較的建築コストが安く、壁に柱や梁の出っ張りがないといった
特徴があります。強度を維持するために住戸内の壁も構造体になっている
こともあるので、間取りの変更やリフォームが制限されるのが難点です。
また、7階以上の高層になると、ラーメン構造でも鉄筋コンクリートの梁と柱の
中央に鉄骨を入れて、より強度を高めたものが「SRC造」です。
さらに60mを超える超高層になると柱や梁は鉄骨(S)が中心です。
金沢の場合は、ほとんどの建物が「ラーメン構造」だと思います。
中古物件の場合は、どうしても見えるところだけを重点に置いて検討しがちですが
構造は人間でいう「骨」の部分です。購入される際のポイントの1つとして、チェック
した方がいいかと思います。
