音大や音高で教鞭をとっている

ピアニストS先生レッスン受講

~振り返り~

 

まずは(息子から)YJPCセミファイナルの結果報告

“(目標としていた)グランドファイナルに行けませんでした”


S先生⇒どんな演奏だったの?


(息子)“ショパンがひょろひょろだった〜(苦笑)”(ため口^^;)


⇒結果は色々なことがあるからあまり気にしなくてよいけれど、(次につながる)自分のことに気づいたことがあるなら、それだけでも良かったんじゃない?

 コンクールちょっと前に熱出していたことも(ヤマハの)先生から聞いてたから、そういうこともバランス的には影響あったかもしれないし、あまり気にせず にいきましょう”


(息子)“はい!(元気良し♪)”

 

のように声掛けいただきました。そういえば、セミファイナル6日前に1日だけ熱出して、ほぼ練習を休んだ(ちょっとは弾いてた)ことを想い出して、親もすっかりそれを忘れているという…(自身にとっては、親が思う以上に練習出来なかったことは悔しかったろうなと、、)今考えても参加できたことが素晴らしいなと改めて感じました。

 

今回の受講曲は、

レッスン曲は「クーラウのソナチネ ハ長調(全楽章)」

“本当はもう少し練習してから…と思ってたけど…”と自ら先生に伝えながら、

 

(本人には絶対に言わないけれど)これを1週間で、いわゆる“さらった”のはたいしたもんだなと内心思っていました。傷はありながら、何とか最後まで弾ききって。

(先生)“こんな音が出せたらいいな!と憧れるような音楽を目指せればいいね。それは1週間~10日では出来ることではないから、7月の発表会そこを目指しましょう”

 

と発表会曲は約3分とちょっとで決定。

 

技術的にも音楽的にもたくさんの修正ポイントを向き合いつつ楽しそうにレッスンを受けることができていたので、親としてはほっとしました💦

 

レッスン途中でS先生からも「譜読み速い方?」⇒(息子)“そうかも…”みたいなやり取りはありましたね。(臨時記号盛りだくさんの、現代曲はさっぱり進まないけれど💦)

 

優しい口調であっても、

・細かい技術的(指使い)な修正

・鍵盤をしっかり奥まで(押して※)打鍵して音楽を作ること

・古典は特にも、拍が崩れないように絶対に拍感を守ること

 

※このあたりは、1~2フレーズと数小節単位で反復して、音質リズムとも安定化させてから、そこから小節を伸ばしていく練習が望ましいんだけど、息子は(自主練では)ついつい次々と弾き進めていってしまい、親父が注意をするというのが定例となっています💦

 

音楽科で教鞭をとっている先生ならではの子ども向けの音楽クイズがありました。

・楽譜に書いてある記号や標記の問題? 

 『親父の読み通り』“楽譜に書いてあることは絶対に説明できるようにしていこう!”

と何度か自主練でクイズを出していたので、全問正解

“素晴らしいね”と先生、親父はガッツポーズ。

・クーラウはいつの時代? ⇒ “古典!” 正解!

古典で重要な3人は?

 “あっ、やばい…これは無理だ(弾いたことないと出ないだろう)”(親父心の声)

(息子)モーツァルト名前が即出て、ベートーヴェンがその5秒後に出て、その後……(無言)

 (先生)あと一人、一般的には有名じゃないかもしれないけど…

 (息子)ヘンデル!

 (先生)あー、惜しい!ヘンデルはバッハの時代、バロック期の人だね。名前の発音が少しだけ似ているかも…

 (息子)…ハイドン? “お~、よく出たねぇ!”

 

と、楽しそうな雰囲気のレッスンでした(^^♪

 

左手の伴奏が大きくなりやすいカ所があり、先生から突然

“この時期、小学生だと…泊りで課外活動があるでしょ?”と数分にわたって学校行事の話になり、

以下息子、

・岩手県ではグリーンキャンプ(先週やったばかり)と表現。

先生の地区だと“野活(やかつ)”という表現らしい。

・ウォークラリーやキャンプファイヤーも楽しかったけど、一番はカレーをみんなで作って食べたのが美味しかった。俺は野菜を切る係。玉ねぎを切ったんだ!

・天気はすごく良かった。外での勉強は楽しい。

 

目の前の「ソナチネ」の話に戻り、“グリーンキャンプ”で楽しく活動していてのイメージでよいから、

 

君が何でもいいけど右手の心地いい音楽、左手はただ“そこに吹いている風”のように(先生が弾いて見せる)…息子が弾く、

 

(親父)あっ、少し変わった…

 

んっ、まだその風は君が吹かせているみたいだから、もっと…そこで心地よく風が吹いているだけ!のように、自分で吹かせるわけではない。はい、息子が弾く。

 

(親父)さらに変わった…

 

何とかついていっているという状況のレッスンですが、息子だけでなく先生も楽しそうに教えているのが、みていて心地よかったです。

 

このやり取りは特に印象に残ったので、何とか言語化してみようと思いました。

 

家での練習では、“伴奏がメロディーの邪魔している”とか“もっと左手だけで練習しよう”とか単純な声掛けだけだったが、それだけではない。

 

やっぱり音楽って“ひとが作る物語”“それは自ら作り上げる必要がある”こと再認識させられました。