現在、息子はヤマハの中古のグランドピアノで練習しています。

 

J専が決めた頃(春頃)から、同時進行で「楽器購入」は必ず解決しなければいけない課題となりました。

 

…10年使うのかもしれない、もしくはそれ以上使うのか。逆に2~3年で埃がかぶってしまうのか、どうなるか分からない状態で…我が家はいわゆるお金持ちではないので、慎重に慎重を重ねて数ヵ月を要す訳です。

 

その間、田舎町の地域の力をお借りし、アップライトピアノで毎日する環境を整えてはいるのですが、それはまた別の話にて

 

当初の予算(単位はあえて伏せます)は

攻の親父案が割と値の張るアップライト、妻案は無難な価格帯のアップライト。

“値段相応でせっかくなら良い物を選ぼうよ~”という

親父が妻をどう説得するかという最初の図式になりました。

 

お世話になっている(習っている)楽器店で購入するという選択肢は一致しました。

 

“毎週通って目にしている物”から選ぶ訳ですが、どのお家でもそうでしょうが予算は特に重要なポイントですよね。“そのポイントを上回る何かがあるのか”にずっと引っかかりながら、検討中が続きました。

 

そのことを踏まえ、お世話になっている楽器屋さんの担当の方に相談。

 

(営業の人)⇒その予算なら“中古のグランドピアノ”一択だと思います。

 

選択肢になかったので、親父はたじたじです。(完全に予算オーバー…)

 

打鍵スピード、表現力。せっかくなら…色々と説明を受けても、最初はピンと来ませんでした。

 

これはさらに決められない…ただし、選択肢がひとつ増えたことは確かでした。

 

“君が使うものなのだから、どれだけのエネルギーを毎日費やせるか”で決めていこう。その言葉どおり息子(当時小学2年)に伝えたことも覚えています。

 

と妻に説明し、こころに決めました。息子の練習をする姿勢で決めていこうと。

 

毎日、とある場所にあるアップライトピアノをお借りし、誠心誠意の基礎練習から始めました。(基礎練習の時は特に)親父はそれから「もう一度」というお化けに変身したのでした。

 

時折、“うぉ~”とか“あぁー!”とか“騒ぎながら、練習をするのが日課でした。

集中できないことも度々ありましたが、ある程度は目をつぶり…とは言え、さすがに我慢できず注意して、喧嘩になることもしばしば。

 

時が過ぎ、楽器店の営業担当の人もしびれを切らし、車でわざわざ40分程度かけて自宅に来ることもありました。

 

⇒ 大丈夫です。購入は必ず必要なことですし、購入する先もいつも息子がお世話になっている〇〇楽器です。間違いないので待っててください。

 

というようなやり取り。

 

3月下旬から始めたアップライトのある場所へ通いつめ、毎日毎日、来る日も来る日も

 

『ピアノ借ります!』(息子:大声で)

 

と言って1時間~2時間のれんしゅうを続けていき、気付いたら、冬に向かってました…(結局8か月超借り続けるという奇跡…迷惑(-_-;))

 

親ともども、父も母も小学校低学年でここまで継続できたことはない、

 

という一応、親の「根負け」という形をとり、

 

奮発して、グランドのつく「ピアノ」をクリスマス頃に購入したのでした。

 

すぐに、幼児科(もう卒業している)期に教えていただいた先生から

 

“やりましたね♪”

 

と満面の笑みで声かけていただきました(^^♪