こんばんは!りょうぞうです。
EBMをJJCLIPが編集している
『薬剤師のための医療論文活用ガイド』を読んで勉強中。
今月には鈍器を言われている『実践薬学』が届くので
そちらにも時間がとられそうなので
ブログ更新がなかなか進まないかもしれませんが、
時間を見つけてコツコツやっていこうと思います。
今回は上記書籍の巻末にある『薬剤師が知っておきたい重要論文』を読んでみます。
Intensive lipid lowering with simvastatin and ezetimibe in aortic stenosis.
PMID:18765433
※ランダム化されているか?:されている
※P:無症候性の大動脈弁狭窄症の患者1873名が
※E:シンバスタチン40㎎とエゼチミブ10㎎と
※C:プラセボを比較して
※O:主要な心血管イベントは減るか?
(心血管死、大動脈置換術、非致死性の心筋梗塞、狭心症による入院期間、心不全、冠動脈バイパス術、経皮的冠動脈インターベンション、非出血性の脳梗塞
※ 一次アウトカムは明確か?:複合アウトカム
※真のアウトカムか?:真のアウトカム
※盲検化されているか?:double-blind
※ITT解析されているか?:されている
※結果を覆すほど脱落者がいるか?脱落率6.8%?⇒問題なし
★結果★
※primary outcome: E群333名(35.3%) C群355名(38.2%)
ハザード比:0.96(0.83-1.12)P値:0.59
※心血管死:ハザード比0.83(0.56-1.22)P値:0.34
※大動脈弁置換術:ハザード比1.00(0.84-1.18)P値:0.97
※大動脈弁狭窄に伴う心不全:ハザード比1.09(0.62-1.92)P値:0.77
※非致死性の心筋梗塞:ハザード比0.64(0.35-1.17)P値:0.15
※冠動脈バイパス術:ハザード比0.68(0.50-0.93)P値:0.02
※経皮的冠動脈インターベンション:ハザード比0.46(0.20-1.06)
※狭心症による入院:ハザード比0.61(0.20-1.86)
※非出血性の脳梗塞:ハザード比1.12(0.68-1.85)P値:0.65
★考察★
シンバスタチン40㎎にエゼチミブ10㎎を追加してもプライマリアウトカムに有意差はなかった。
バイパス術のみ若干減らすことが出来ているが、治療は必要なさそう?
シンバスタチンの用量が40㎎と日本の適応の倍に設定されているので、横紋筋融解症の副作用はどうなのかなと思ったけど、記載なし?
副作用で新しいがんの発現率がE群には多かった。
