年金の受給額がどんどん少なくなってきているので、

老後が不安と思われている方も多いと思います。



年金対策として、
いわゆる「確定型の個人年金保険」に入られる方も多いですが、


僕は個人的に、個人年金はオススメしません。




個人年金には、いわゆる確定年金と変額年金があります。


確定年金とは要するに、
保険料を積立てると、そのお金が将来増えて
決まった金額が確実に受け取れる

というものです。


受取額が確定してないものは変額年金です。



僕が確定年金をオススメしない理由はいくつかありますが、

その1つは、


物価と連動しない


という点です。




確定年金は確かに決まって金額をもらえるので安心な気がしますが、

裏を返せば、「決まった金額しか」もらえません。



日本の政策としては今後、
物価上昇率を年間2%目標としています。


これが達成されるかどうかはさておき、

もしこれが今後達成されたらどうなるのか?


物価が2%ずつ、上昇した場合、

36年後には、物価が今の倍になります。


物価が上昇するという事は、
貨幣価値が下降するという事です。


物価が2倍になれば、
貨幣価値は半分になります。


仮に確定年金受給額が保険料の1.2倍になったとしても、
資産価値が当初の半分になってしまえば、
その分実質的に減ってしまう可能性があるのです。


確定=安心
では必ずしもありません。



日本人はお金の教育を全く受けていませんので、
常識は全て一旦疑う事が大切です。