【Windows10】イベントID:10016 エラーを解決する方法 | りょうとのITブログ

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Windows 10 Pro 64bit 始めました。


参考URL:
https://www.tnrsca.jp/windows-10%E3%81%AE-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88id-10016-%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%B6%88%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95/

(ぶっちゃけこちらの方が画像付きで分かりやすいです(核爆))

いえ、以前から発生していた問題なんですが、どうやらGoogle Chromeを起動するたびに、このエラーが発生しているようでして。
放っておいても良いのかも知れませんが、気持ち悪い。
どうにかできるものなら、どうにかしたい、とは思ってました。

で、そのエラー(イベントID:10016)とやらが、これです↓
(イベントビューアーのシステムにログが吐き出されます)

アプリケーション固有 のアクセス許可の設定では、CLSID 
{2593F8B9-4EAF-457C-B68A-50F6B8EA6B54}
 および APPID 
{15C20B67-12E7-4BB6-92BB-7AFF07997402}
 の COM サーバー アプリケーションに対するローカルアクティブ化のアクセス許可を、アプリケーション コンテナー 利用不可 SID (利用不可) で実行中のアドレス LocalHost (LRPC 使用) のユーザー *****\hogehoge SID (************) に与えることはできません。このセキュリティ アクセス許可は、コンポーネント サービス管理ツールを使って変更できます。

はい、訳が分かりませんね
そこで、
「アプリケーション固有 のアクセス許可の設定では、CLSID 」
でググりました。

で、本エントリの冒頭に書かせて頂きました、参考URLの通りにしてみました。

以下に、私自身の記録という意味も込めて、手順を書いておきます。
あと、参考URLの通りそのまんまでは上手く行かなかったので、少し加筆・修正させて頂いてます。


まず、
APPIDの{
15C20B67-12E7-4BB6-92BB-7AFF07997402
}
をイベントビューアーからコピペしておき、適当にテキストエディタにコピーしておきます。
それから、
スタート -> Windows 管理ツール -> コンポーネントサービス
で、コンポーネントサービスを起動します。
その後、コンソールルートからDCOMの構成を選択します。
そうすると、ズラズラっとサービスとアプリケーションIDが出てきます。
この中から、
15C20B67-12E7-4BB6-92BB-7AFF07997402
を探します(検索機能あったら良かったのに…)。

参考画像↓




↑の画像から、RuntimeBrokerが原因だと突き止められました。
これを右クリックしてプロパティを開きます。
それから、セキュリティタブ -> 起動とアクティブ化のアクセス許可 と選択していきます。

参考画像↓



↑の画像から分かること:
 1. グループ名またはユーザー名 に、「ユーザー *****\hogehoge(イベントID:10016のログより)」が無い。
 2. そもそもグレーアウトになってて、ユーザーの追加も削除も出来ない(赤丸内の事です)。

の2点です。

この、グレーアウトの解除には、レジストリエディターを使います。

レジストリエディターは、
スタート -> 右クリック -> ファイル名を指定して実行 -> regedit と打ち込んで「OK」をクリック
で、起動できます。

起動したら、
編集 -> 検索
と選択し、「検索する値」に先にコピーしておきました、APPID
15C20B67-12E7-4BB6-92BB-7AFF07997402
を貼り付けます。
で、検索してヒットした、
15C20B67-12E7-4BB6-92BB-7AFF07997402
(左側のウィンドウです)
を右クリックして、アクセス許可をクリックします。

ここで注意なのが、「15C20B67-12E7-4BB6-92BB-7AFF07997402」は私の場合、複数ヒットしました。
その内、グレーアウトの解除に成功したのは、
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Classes\AppID\{15c20b67-12e7-4bb6-92bb-7aff07997402}
の場所にあったものでした。

さてアクセス許可のクリック後、ウィンドウがまた新たに表示されますので、「詳細設定」をクリックします。
そうすると、またまたウィンドウが表示されますので、そこの、「所有者」を、
 TrustedInstaller
から、
 Administrators
に変更します。

変更の仕方は、

TrustedInstallerの右の「変更」をクリック -> 「詳細設定」をクリック(またウィンドウが開きます) -> 「検索」をクリック -> 下部に現れる検索結果から「Administrators」を選択し、「OK」をクリック -> ウィンドウが1つ閉じますので、もう1回「OK」をクリック

以上です。

その後、
「アクセス許可エントリ」の欄にある「Administrators」をクリック -> 「編集」をクリック -> 「フルコントロール」にチェックを入れてOKをクリック
という手順を踏みます。

以上で、グレーアウトの解除が、完了します。

で、コンポーネントサービスに戻り、またRuntimeBrokerを右クリックして、プロパティ、セキュリティタブを開き、「起動とアクティブ化の許可」の「編集」をクリックします。
それから、
「追加」をクリック -> 「詳細設定」をクリック -> 「検索」をクリック -> 検索結果から、「Users」を選択(ちなみに、hogehoge(当たり前ですが、この文字列は個々人によって異なります)ではダメでした)し、「OK」をクリック -> もう一度「OK」をクリック -> そうすると「起動とアクティブ化のアクセス許可」ウィンドウの「グループ名またはユーザー名」に「Users」が追加されています -> 「Users」を選択し、アクセス許可の「ローカルからの起動」と「ローカルからのアクティブ化」にそれぞれチェックを入れます -> 「OK」をクリック

さて、これで一通り完了なはず…テストしてみます。
(Webブラウザを終了させて、また起動する)

きたあああああああ!

エラー、吐き出されませんでした。
目的、達成です。

さて、まだ後処理が残ってます。
↑でグレーアウト解除をしましたが、それを元に戻しておきます。
やり方は、
先にやった、レジストリエディターの15C20B67-12E7-4BB6-92BB-7AFF07997402を右クリック -> プロパティ -> 詳細設定 -> 所有者の右にある変更をクリック -> 「選択するオブジェクト名を入力してください」の欄に「NT Service\TrustedInstaller」と打ち込む【注意!↑でやった方法(要は検索)では「TrustedInstaller」は表示されません】 -> 「OK」をクリック -> 所有者が「TrustedInstaller」になります -> 「Administrators」をクリック -> 「編集」をクリック -> 「フルコントロール」のチェックを外します -> 「OK」をクリック -> コンポーネントサービスで、「RuntimeBroker」を右クリック -> 「プロパティ」をクリックして、グレーアウトされてる事を確認

以上で、後処理は終了です。



ふう~。
めっちゃ疲れましたw

さて、ここまで書いておいて何ですが、この解決法はあくまで一例に過ぎません。
それに、レジストリエディターを弄るというリスクを背負ってまで、排除するべきエラーなのかも分かりません。
なのでPCに自信が無い人は真似しないでね!
(何が起こっても当方は責任を取りません。自己責任でお願いします)