麻雀漫画の最高峰。

麻雀漫画で有名な作者はたくさんいますが、麻雀の内容や物語、ギャンブルに対しての考え方までバランスよく調整されているのがこの作品だと思います。

麻雀マガで有名どころだと、片山まさゆき先生の作品は競技麻雀として全振りしている感じがありますし、福本伸行先生の作品はギャンブル+超人的な感性に寄っているかなと。

本作品の押川雲太郎先生の初期作品に「根こそぎフランケン」という作品があります。こちらはギャンブル漫画として面白いのですが、打ち手が超人レベルですので麻雀を純粋なゲームとして読みたい方には少し向いていないかもしれません。

「麻雀小僧」は超人能力は一切でてきません。丁寧な読みに合わせて展開しますので麻雀が好きな方には読み応えがあります。
 







押川先生の漫画は麻雀がメインですが、麻雀以外のギャンブル漫画もあります。ギャンブルに対する物語のキャラクターたちの人生観がすごい面白いです。

押川先生の作品で一番好きなキャラは「根こそぎフランケン」に登場する竹井という人物ですがスピンオフ作品にもでていますし、この「麻雀小僧」の主人公のまー坊にも関わりがあるのではと予想してます。

ただでさえマイナーな麻雀漫画という分野なのですが押川先生も認知度が低いので、書店で作品を見る事は難しいかもしれません。麻雀が好きなら一生読み返せる作品ですので、ぜひ取り寄せで購入されてみてはと思います。