女子部時代に池田の世話をした北川美弥子の場合

 

 美弥子は白雲寮の管理人をしていた。離婚後、その任を解かれた。昌宏は、池田のゴーストライターの集団である聖教新聞社内の特別書籍にいた。野崎勲が全盛時代に集めた、いわゆる野崎コレクションの一人。池田の講演の原稿などが主な代筆のジャンルだったが、川田洋一とともに大作の『生命を語る』なども昌宏の代作。もともと関西の人間で、関西の学生部長だった。池田がわざわざ東京に呼び出して特別書籍に人れ、野崎勲とともに学生部の二本柱にした。美弥子と結婚後、白雲寮の管理人となり、一時は池田家ファミリーの一員になりつつあったが、結局、離婚でオジャンになった。


 美弥子と池田のスキャンダルについては、その事実があるかどうかハッキリしない。彼女が女子部時代に池田の身辺の世話をし続けていたことは確かである。そのことと離婚は何か関係があるのかもしれない。自分のお手つき女を学会幹部にお下げ渡しして、その夫を管理人とか国会議員にして飼い殺しにする。池田のワンパターン的常套手段から逆類推すると、この二人のカップルもまた、と噂が広まっているのである。

『スキャンダル・ウォッチング』70頁