前回に引き続き、「積極性」について考えてみます。「外界から情報を得たとき、心の外界に極めて近い部分(A)の安定化よりも、心の内部(B)の安定化のエネルギーの方が大きい」ことを積極的と言い、そのとき本人は積極的な気分を味わっているというところから始めます。
このことをもう少し具体的に表現してみると、日常生活で当たり前のように目にする光景であることが分かるはずです。
例えば、人目を気にする人は、自分の気持ちに不満があっても押し殺してしまう場合が多いはずです。これは、「心の外界に極めて近い部分(A)の安定化」が、大きなエネルギー差を生み出しているということです。これに対して、いつも色々と考えていて、自分の主義主張が明確な人は、少しくらい周囲の人々が気を悪くしても自分の主張を通そうとするかもしれません。これが、「心の内部(B)の安定化」の方が大きなエネルギーを生み出すことに相当します。
安心感を外の仲間などに依存しているほど(A)の影響が強く、心の中が一貫性をもってまとまっているほど(B)の影響が強くなります。
その場合の状況によって、どちらの方が有利かは変化するはずですので、良い悪いは決められません。ただ、必要な時に「積極性」「自発性」或いは「主体性」などを発揮できないと、困ることもあると思われます。では、困らないためには、どうしたら良いのでしょうか。
それは、情感軸で考えると情緒の安定性、空間軸で考えるとコントロールできる空間の広さや勢力範囲が守られていること、質感軸で考えるなら、一貫性のある論理的な思考ができることなどが挙げられます。そして、これらは互いに影響し合っています。
どこかが十分に確保されていると、他の軸が不足していてもある程度は補足し合えるのですが、可能な限り全ての軸での安定化が好ましいと言えます。
例えば、空間軸的に不利な状況(例えば味方の数が少ないとか)や、質感軸上の不利な状況(論理的な思考が不得意)などの状況があると、人は過度に情感軸上での安定化への寄与を求めます。その結果、一般的に言う「感情的な人」になってしまうのです。
「絶対・・・だ!」「こんなの常識だ!」
そして最後には、自らの思考を停止させ心を安定させるために、怒りを爆発させてしまいます。
心の内部が大きくまとまっていると、穏やかであり、かつ積極的になりやすくなるのです。少し文学的な表現をすると、心の豊かさと積極性は、とても近い関係にあると言えるでしょう。この辺の事情は、現在メルマガで書き進めているリーダー論とも深い関係にあります。
次回は、「好ましくない積極性」について述べてみます。
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