城下町にとって大切なもののひとつ。。。 | 二代目店主の徒然日記。。

二代目店主の徒然日記。。

新発田の歓楽街、しんみち....の片隅で45年営むお店と二代目店主の徒然なる日記です。


久しぶりに.......アクティブな長い1日を過ごしました。

師走に入り、ますますご多忙のことと存じます
皆様、いかがお過ごしでしょうか?

さて、弊店店主。
25時に閉店して自宅へ帰宅。就寝がAM3時過ぎ.....
そしてまさかの起床が6:00!
老体にムチ打って...........なかなか味わえない経験をしてまいりました!

初めて参加して.......心清々しく、感慨深いときでもありました。
今年も.....沢山の新しい出会いがあり、その中での初参加です。

アサテラの会 → リンク先はこちら。

新発田は城下町。
寺は出城や砦として役割が担われました。その為寺は城下町の要所に配置されるのが普通と言われいます。

この街が新発田(しばた)と名をつけてから約120年。
新発田の情緒ある風景の一角としてお寺がある旧寺町は今でも存在する場所でもあります。

そんな寺町にある福勝寺(ふくしょうじ) 弊店先代や先祖が眠る菩提寺です。

それもきっかけのひとつとして、早朝7時からお経と座禅で.....無の境地へ。
人として生まれて、感謝・有り難味を知る瞬間。 勉強させられます。

そして、お勤め後はみんなでお寺のお粥を頂く。参加者の気持ちでおかずを持ち寄り別けあう(この日は自分も一品持参)

五観の偈をみんなで唱えいただきます。

五観の偈とは...

1、一つには功の多少を計り、彼の来処を量る。
(食べ物に秘められている人の思いや努力、どのような縁や経緯で自分の目の前に並んでいるのか考える。)

2、二つには己の徳行の全欠をはかって供に応ず。
(食べ物は多くの人の努力によってまかなわれる。自分はそれを頂くだけの徳行ができているか考え食事にのぞむ。)

3、三つには心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす。
(食事の時はだされた物の好き嫌い、不平不満、欲などの迷いが生じやすいので、その事に執着しないよう心がける。)

4、四つにはまさに良薬を事とする形枯を療ぜんがためなり。
(自分の欲を満たすだけの食事ではなく、体を維持するための良薬としていただく。人生の喜び、楽しみも身体あってのことです。

5、五つには成道のための故に今この食を受く。
(食事を通して色々な執着から離れ、本来の自分に立ち返り一歩一歩、歩んでいける事に感謝の思いを巡らせる。)

次回は1月19日(土)瑞雲寺です。
また来月、参加しようと思います。