TELARCレーベルは聴けるのはありがたいです。CDの音質が良く多少高めでしたがこのレーベルのものはよく買っていました。

そんなわけで、TELARCの新着(12月18日)からリムスキー=コルサコフのシェエラザードを聴きました。二楽章にファゴットの難しいソロがあり、ファゴット吹きにとってはやりがいのある曲の一つです。

 

 

シェエラザードの演奏自体ですが、一言で言ってしまえば可もなく不可もなく。奇をてらうこともなく、スコアに誠実に音楽を表現しているのと、このソツなさにオーケストラのレベルの高さを感じます。バランスが良くて、内声もよく聴こえてくるので安心して聴けます。注目の第二楽章のファゴットのソロ、冒頭はとても美しいです。中間部は自分にとっては早いかな。この速度で余裕で吹けちゃうのはすごいですが、この音色であればもっとじっくり歌ってほしかった。ヴァイオリンのソロはコンサートミストレスのセシリア・アルゼウスキという女性ヴァイオリニスト。普通に上手です。

 

それにしてもこのシェエラザードという曲の色彩感の豊かさには毎回感動です。その割にはスコアはとてもシンプルでびっくりした記憶があります。作曲者のリムスキー・コルサコフは管弦楽法の大家、さすがです。

指揮者のロバート・スパーノは日本では無名ですが、2001年から20年間アトランタ交響楽団の音楽監督を務め、現在は、テキサスのフォート・ワース交響楽団の音楽監督です。

 

ちなみにカップリングのロシアの復活祭序曲がなにげに良かったです。

 

Spotifyでも視聴可能です。

 

ところで最近使用PCにAIチャットが出現しました。おもしろいので、色々質問してみています。コンサート・ミストレスのセシリア・アルゼウスキという方がだれか尋ねてみたところ、日本語のカタカナ表記での質問には頓珍漢な答えが返ってきましたが、アルファベットでCecylia Arzewskiと表記してきいてみたところ、以下の回答が返ってきました。うん、こちらもなかなか手堅い回答。

 

Cecylia Arzewskiは、ポーランド出身のヴァイオリニストです。アトランタ交響楽団のコンサートマスターを18年間務めたほか、ボストン交響楽団やクリーブランド管弦楽団などでも活躍しました。現在は、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲を録音したCDを発表したり、室内楽のフェスティバルを主催したりしています123。Cecylia Arzewskiは、ヴァイオリンの名手として、世界中の音楽ファンに尊敬されています。

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